身内が突然マクロビに目覚めた話、その続き

セルフケア

前回のあらすじ。

身内が突然マクロビに目覚めた時の食卓と感想話
今回は素人から見たマクロビに対する初見の印象などの、ちょっと日記に近いような内容の経験談の記事になります。 マクロビは食べてみると美味しいけど、食べ物がなかなか質素で茶色いので人によっては好みが分かれるかもしれない。 でも、実は自然摂理や季...

以前、マクロビオティックに身内が目覚めた話をこちらの記事に書きました。
以後どのような変化があったのか?
今回はその進捗のお話や、知ったことについての感想のお話です。

マクロビについて・続

教える場によって知識の深さにかなり差がある

マクロビオティックと一言で言っても、教えの幅にはかなり差がある。
そこは以前感じたことと同様です。

おいしく健康になレシピメインであったり、かなり本格的に病気を治していきたいという場合もある。深いものは本当に深いです。

深い知恵に触れることができれば、自然世界の摂理を知れるレベル

よくよく掘り下げていくと、自然の摂理をよく観察して、それをうまく活かしていく英知があります。
何万、何千と細かく病気を分けて考えることなく、もっと大きな流れで大別して理解ができるようにする。

どういう原理でその不調が現れているのか。
どうすれば、体がちゃんと元気になって抵抗力を取り戻せるか。
それらがしっかり理解ができるようになる。
非常に応用の利く内容です。

普通に生きていくだけだと健康になれないことを知る

よく市販のコンビニで売ってるようなものには食品添加物が入っています。
そのことは誰でも知っている。
けれど、やはり便利さや安さ、新商品の物珍しさが上回って、そこまで重要視しないで普通に買っている。
実際それがどのような害であるか、そもそも添加物といってもどういうものが使われているかを具体的には知らないものです。
だからこそ、気にせず食べれるところはあるでしょうか。

添加物や防腐剤には、食品を扱う者としてそれでいいのかと思えるような作り方や物を入れてるメーカーもあったりはする。
でも、それを知らなかったら…普通に口に入れることになる。

加えて、一般的に「身体によい」と言われているものに、実はデメリットがある食べものがたくさんある。
人はそれぞれ暑がり寒がりもいる。体質もさまざまなので、誰にでも合う食べものとは限らない。
こういったことに限らず、何かしらの技術にしても、知っているか知らないかでかなり損得の差というのは出てきますが、ここも本当にダイレクトに出てきますね。

無知のままでいたら、自然にただ暮らしているだけで健康にはなれない。
ただ知らないだけ・教わらないだけ。
時間が経てば人の体は老化するのだから、病気になるのは当たり前というのも、実は思い込みであって、本当ではないかもしれない。
実は、ちゃんとおいしく健康に生きていくことはできちゃうかもしれない。
知らないからこその、諦めの一つでしかないかもしれないですね。

自然にヒントがある

結局のところ、自然界に参考になる要素がたくさんある。
本当にうまく作られていて、循環しています。
人間が真似しようと思っても、どこか歪な部分が出てきて、不完全に止まりだったりする。

例えば雨。
太陽の熱で水蒸気になって、雲になって、雨が降って、川が流れ…というその流れ。
実にうまいこと循環しているというのは本当にすごいことです。
やっぱり人もまた自然の一部と思えばこそ、大自然を参考に学ぶべきことはたくさんあるなと感じるわけです。

少しずつ実践していることと変化

実際どのようなことを実践しているか。
細かいことをより学んでいるのは私ではなくて身内の方ですが、実際に私の方もまた食生活を変えています。

・玄米を中心に菜食に寄せてみる
・砂糖を抜く
・だんだん市販のお菓子が食べたいと思わなくなってきた

まず主食を玄米中心の菜食にしていること。
玄米とお味噌汁。そして季節の野菜で煮物やスープあたりをお好みでつくる。

それはそれとして、時には小麦製品も食べますし、外に行けばお肉だって食べます。
ただ普段自宅で食べるにはそのようにしている。

また、砂糖を抜くようにしています。
これはちょっと冬の間に甘いものを食べ過ぎた自覚があるためです。
抜きはじめて身体の変化に気づくのですが、お菓子類を常習的に食べていると、甘いものを食べたくてしょうがなくなったりしてたことがわかる。
時にはいいけど、せめて甘味でも、もうちょっと自然な甘みのものにする選択もできる。
そこは急に禁じるのではなく、無理なくです。

候補としては、サツマイモ・カボチャ・トウモロコシなどの甘みのあるお野菜。できれば季節のものがいいところではあります。
ダイコンもよく噛んで味わうと辛みと甘みが同居していますし、
甘酒は栄養以外にも、自然な甘みでかなりお腹が膨れてオススメです。

干し芋がとても人気になっているのは、やっぱりそういった経緯もあるからだと思います。
この記事を書いている現在、紅はるかの干し芋ばっかり見かけるなと思いました。

そしてしばらく砂糖を抜いてきた結果。
だんだん甘いものも狂おしいほど欲しいという気持ちにはならなくなってきました。
また、市販のコンビニの甘いものは別にまあ食べなくてもいいかなという気持ちに自然となってきます。
意識しなくても自然と身体って変わるものなのだと実感できますね。

メンタル・考え方にも効果のある理由

ヒトの体は食べものの性質を受け継ぐ

食べ物が与える影響としては、食べたものの性質を受け継いでいくことも含まれると思います。
それは単純に、栄養や成分、甘いものを食べたら歯が溶けるといったレベルの話だけではなく。

肉の中でも牛をよく食べていたら動きがのんびりするようになるとか、鶏の方がセコセコ動き回ってちょっと落ち着きがないだとか。
そういう元の性質が取り込まれていく。

穀物採食にすることで、自然と許せるようになる体質になる

また肉類などは、穀物より消化に時間がかかる。つまり固まっている性質のものであって、食べると凝り固まりやすいと。
ここで、身体と精神は連動しているという考えがあります。
それはメンタル的な性質に置き換えるなら、簡単に許せなかったり、柔軟さが欠けていく、そういう気質をになっていくかもしれない。
けれど、そこで穀物系の菜食に増やしていくことで、自然と自分や他人のことを許せるような体質になっていくと。

気分の悪い人がいても、食べてるものが悪いんだなと許せる

また、嫌な人に会った時の考え方も、食べ物という視点から変わってくるものがある。
今までは「何でこの人はこういう考え方をするんだろう」「性格が悪いなー」と思うばかりだったところが、
これからは「普段この人は体に合わないものを食べているんだな…」と、「まったくしょうがないなぁ」という気持ちでいられる。

食べ物が変われば、気持ちの面でももっといい感じになるかもしれない。
普通に生きてたら、知らず知らず変なものを食べたりもしちゃうよね、っていう点でも許せるようになると。
相手のためじゃなく、何よりも自分が不快な気持ちにならないためにも、やっぱり許していくのはいいと思いますね。

気づいたこと・その他

変化の間は思った以上にエネルギーを使うので、無理なく進めよう

変化をしている最中はかなりエネルギーを使うものです。
新しく何かを覚えることはわくわくもするかもしれないけれど、一方で注意深く今までとの変化を観察したりもする。

また、変化や上達というものは、右肩上がりによくなるというものでもなく、良くなったり悪くなったりを波のように繰り返す流れになる。
そういった流れもあり、揺れ動いていく時には心配になったりするかもしれませんので、
できるだけ気持ちを穏やかにして、無理なくやっていくのが大事かなと思ったところです。

前の時には定着しなかった理由

かつて身内がマクロビオティックを1回はやろうとしていたけれど、結局それは定着しなかったという経緯があるのですが、それもまぁ無理はないなと今では思います。
その時に触れていたマクロビオティックの学ぶ場もそんなにディープなものではなかったのもありますが、
何より普通の価値観から、急に全く違う価値観のそれに変えていくっていうのは、円満に進めるならば理解が必要です。

あまり細かく原理を説明しない形で、ちょっとずつ菜食を取り入れていくとかだったらまだ進めやすいですけど、きっちり知れば一般的に購入できる多くの食品や雑貨などの生活面がガラリと変わる。
身内が一気に進めるタイプだったのも、他の相手からの反発を生んだ部分があります。
玄米と白米を混ぜるのではなく、突然玄米100%出してきたタイプなので!

だからきっと、前の状態では定着しなかっただろうし、まぁ喧嘩にもなってたのではないかなと思います。
そして巡り巡って、いま興味を持って進められるということに意味があるんだろうなと感じております。

まだまだ学びたてなので、話したくなっても黙っている

知った範囲としては本当にまだまだ少ないのですが、それでも生活面で参考になる部分や試していきたい部分は相当多いです。
ですが、それでも今は実践できることは自分の範囲で。
誰かに教えられたらいい事はたくさんあるけど、それをいきなり話すのは控えています。

これはこのブログでというわけではなくて、周囲に対してという話です。
自分自身の学びがまだこれからで、断片的であることも一つそうですが、これが良くない・これが良いっていうのを偏った見方で言うのは、ちょっといまいちなおせっかいであるかなと。

これは特に実際にいいものをお伝えしたいという気持ちがある方にとって、最初の内はなかなかもどかしさを感じたりするのかもしれませんね。
数や時間が経てば、相手が望んだ時に手を差し伸べるスタンスになってくるのかもと。

現実の友人に限らず、ネット上の知り合いであったとしても、どこかしらに不調を抱えてる人というのは非常にたくさんいるわけです。
それに対しての対処法のいくつかを知っているけれど、なんでも言えばいいわけではないし、伝えきれなかったり、今までの当たり前とは違うから理解出来なかったりとかもする。
よく「野菜食べたらいいよ」と話している姿を見ていて、野菜でも色々種類があり、季節や食べる方の体質との兼ね合いがあるなと。
「野菜身体にいいから野菜食べろ」とよく言うけれど、どれも合っているというわけではないんだから…といったことです。
大体外食やお手軽に買ってくるサラダには彩りを踏まえてトマトが入っていることが多いですが、冷え性気味だった私は身体を冷やす夏野菜はあまりおいしく感じないので食べたくなかったりする。

今は言いたくなるようなことがあっても、黙っていたほうがいいことでしょうねとは思います。
何よりも自分の実践を深めて行く時。そういう判断は大事かなと思っています。

おわりに

というわけで、これが身内がマクロビを改めて学んでいる最中だという話の進捗だったりします。
学びとしては本当にまだまだ始めたてなのですが、それでも体感できる変化というものは色々あります。
初期のマクロビの印象が「なんか健康に良さそうな茶色い料理かな」ぐらいでしかなかったですし、白砂糖使わないなら蜂蜜や黒砂糖にしておこうといった具合の範囲のマクロビ料理もあるわけですが…。
まずは自分にできる実践から、今後もじわじわ深めていきたいところだなと思っております。

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