今回は素人から見たマクロビに対する初見の印象などの、ちょっと日記に近いような内容の経験談の記事になります。
マクロビは食べてみると美味しいけど、食べ物がなかなか質素で茶色いので人によっては好みが分かれるかもしれない。
でも、実は自然摂理や季節などの理にかなったしくみの学問としても非常に奥が深く、
食や生活から健康になれる、なかなか奥深い分野だと思います。
ある日急に玄米100%が来た
さて、タイトルで身内が突然マクロビに目覚めたと書きましたが、出会いとしてはその通りなのです。
料理担当の身内が、ある日玄米100%を夕飯に出してきたんですね。
玄米ご飯って普通の白米と違って、ビタミンや食物繊維などの栄養価が非常に豊富というメリットがあります。
しかし外側の部分が付いているのでそれなりに固く、ただの白米よりもよっぽどたくさん噛まないといけない。
また、玄米だけでも白米よりも栄養価があるぶん、バランスを考えれば他のおかずがやや質素になるといった特徴がありますね。
慣れていない方には、いきなり玄米100%にせずとも、白米にいくらか混ぜて炊くっていうのもアリなのです。
玄米そのままだと苦手でも、混ぜるくらいなら柔らかさと栄養価のバランスも良く、それで美味しく食べれる人ってのもいるんじゃないかと。
…なのですが、私の身内は少しずつという発想がない人なので、もう急に100%の玄米を出してきたと。
ちょっと面食らいましたね!
とはいえ、私自身は結構ナッツなどの固いものも好きな方なので、玄米美味しく頂きました。
陰陽のバランスを取るという考え
さてここでマクロビについてちょっと軽くになってしまうのですが、素人目線からということでの説明として。
ひとつ「陰陽のバランス」をとっていく考えがあります。
プラスとマイナス、熱と冷、固まるものと緩めるもの…。
どちらかに強く傾いたとき、人の身体は不調になったりもする。
例えば、肉類は陽性、白砂糖やコーヒーは強い陰性。
土の中で育つ根菜は、陽性。身体を温める根菜など。
逆に土の上で育つ、木が伸び葉っぱが伸びていく果物や野菜などは陰の要素があって体を冷やす。
土の下で育つのならばマイナスで、一見すると逆では?と思うのですが、「バランスを取る」ために逆の性質を持っているのが面白いところなのです。
夏野菜のトマトなどがいい例でしょうか。
夏に実るけど、身体を冷やす効果があります。
案外そういう風に、季節のものを食べると自然とバランスが取れるようになっている。ここは自然界の仕組みのすごいところです。
自然と生えている植物なども含めて、自然界はすごく細密にバランスをとっているという、なんだかそういう世界観があります。
非常に理にかなっている考え方です。
これ以外にも、暦や季節のことなども含め、掘り下げていくと非常に多くの内容があり、こんな1記事程度では書ききれないほどの多くの知識があったりします。
食卓の感想:全体的に茶色い印象だった
玄米を入れることで肉類を減らしている
食事に対する印象については、私は玄米が美味しく食べれるので毎日玄米ご飯は全然ありでした。
ここは個人差はあるところで、身内の一人はあまり玄米は好きではなさそうでしたね。
ただバランスを取る考え方の上で、やはり玄米を入れることで肉類などのを減らして、菜食や汁物などの質素なご飯に調節していると。
ここが当時肉食だった身としてはちょっと辛いところでした。
マクロビレシピでは肉の代わりに大豆を使うことがあり、当時の食卓でもそのような内容だったのですが…。
かつて自覚のない大豆アレルギー持ちだった私は(病院の検査で判定が出なかったためですね)あまり大豆製品をおいしいと感じていなかったので、この辺りは工夫の必要とされる部分でありました。
甘味のレシピが案外多い
西洋食がっつり!
という方向性ではないので、少量でも満足感あるようなレシピを考えられています。
白砂糖を使うのを良しとしていないので、あの手この手で代替されていて、その工夫にちょっと関心を覚えたりもしました。
例えばガトーショコラ。
チョコレートケーキみたいなものも、ココアパウダーや豆乳といった別のものを使うことでそれらしく作っていると。
コンビニやお菓子屋さんでよく見かけて買えるような洋菓子・和菓子よりは、色味が茶色かったり緑だったりして視覚的に華やかで綺麗なものではなく、素朴な雰囲気があります。
でも工夫の見られるレシピなので、食べてみたら面白いものが多かったです。
また、動物性の食材を回避しているので、それらにアレルギーがある方のおやつにもなりますね。
マクロビと一言で言っても、厳密にやるかそうでないかで差がある
この記事の最初にマクロビに関して素人目線だとはっきりと言った理由の一つとして、内容が奥深く、そしてどこまでやるかが人によって相当違いがあるという点があります。
マクロビと一言で言っても、厳密にやるかそうでないかでかなり差があるように思えます。
ここは各個人、生活や身体に合わせてどの程度やるかの裁量もあるでしょう。
白砂糖にしても、全く使わない・食べないっていう人もいるし、完全に避けるのは難しいからほどほどにいっていう人もいる。
お菓子やお惣菜に当たり前のように含まれている白砂糖をまったく使わない・食べないっていうのも、自炊しないタイプの方にとってはなかなかハードルが高いと言えなくもないですね。
ひとり暮らしなら自分の分は自分で決められるけど、家族がいればまたそういうわけにもいかなかったりする。
例えるなら、同じゲームしててもガチ勢とエンジョイ勢くらい差があるようなものでしょうか。
なので、もしマクロビやってる方と知り合ったり、やってみたいなどの出会いがあれば、先にどの程度ガチなのか確認してみてもいいかもしれません。
たまに会う友人くらいならいいですが、生活を共にする相手の場合、毎日の食事に関わってくるので意思の確認は大事なところです。
無理なくやってみたいなら、どんなメニューがあるか確認したい
無理なくやってみたいなーっていうぐらいだったら、まずはどんなメニューがあるのかを見るのがいいかと思います。
おいしそう、食べてみたいをモチベーションにする。
レシピ本を見てると美味しそうに見えますからね!
素朴なんだけど、すごく美味しそうに見えるんですよね。身体にも良さそう。
かつ、普段の食生活にもよりますけど滅多に食べないものなので、ちょっと逆に興味を惹かれるものもあったりします。
個人の感想としては、よく噛むと味わい深いものが多いので、そこも含めて健康的。
日々楽しく食べれそうならきっとおいしく健康になれる
どの程度を追求するかは本当にそれぞれで、実際に自分や家族などに持病があってその改善のためにマクロビを取り入れる人もいるし、純粋にちょっと体にいいことをしたいなっていう考えもあるかもしれない。
もろもろの個人差はもちろんあるとして、美味しく楽しく食べれそうなら、きっと日々の食事をしながら健康になれるポテンシャルがあるように思えます。
おわりに:最近身内が再びマクロビに目覚めた
で、最後になりますが。
何故こんな記事を書いたかというと、最近身内がまた再びマクロビに目覚めたのですね。
ちなみにこれは10年以上経ってのことです。
改めて、しっかり食を見直したり、作ってみたいとそういうちょっと熱意があると。
その道に関してはこれから本格的に改めて勉強するそうなのですが、今後どうなるかを記録しておきたかったというのがあります。
私も実験台として、いくらかご飯をいただくことになると思いますので。
後々何か変化があったり、新たな発見があったりとそういうことがありましたら、また記事の形でシェアできたらいいなと思っていたりします。