断食経験談その1・デトックスと身体の軽さ

セルフケア

今回は断食について。何も知らない方からすれば、修行ぽいイメージがあるかもしれませんね。
手軽にプチ断食という形でもできたり、本格的なものも色々とある。
どのような断食があるか、その効果。そして体験談のお話です。

断食前に:自分の体質を知っておく

やる前に。可能であれば、自分の体質を知っておくといいですね。
自力で調べたり、一人だけでやるのが不安であれば、専門家の指導を受けたり、体験会に参加する形ですと安心して進めるかなと思います。
特に本格的な何日も抜くようなしっかりしたタイプのものをやりたいのであれば余計ですね。

断食の効能

【主な断食のメリット】
・ダイエットよりもデトックス
・胃腸を休めて元気になる
・フィジカルから、執着を手放せる

断食って、パッと見てダイエットの一種かな~と思う方もいるのかもしれません。
どちらかというとデトックスの効果が魅力的です。

まず、1日2食なり3食なり、加えて間食をして…と、常に働いている胃腸を休めることができる。
食べないでいる間は、体の中にある老廃物を燃やしてくれている。

あえて食べずにいる期間を設けることで、そのぶん体がパワフルになる。

「食べないと力が出ないのではないか?」という考え方とは逆になりますが、
とにかく今の時代は、栄養を取れと言われます。
知らず知らずに身体に合わないものを食べ過ぎたことで起きる不調が多かったりします。

また、別方面の効果として、フィジカルの面から執着を手放すことができる。
体と心は連動している部分があります。
体の中にある溜まっていた重い部分が消化されることで軽くなります。

「結構食べないでも大丈夫だな」という気持ちになれることもある。
食べるために稼がないといけない不安や、毎食用意するのが正直面倒くさい気持ちから、ちょっと解放されたりする。
個人差はあるかもしれないですが、そういう気が楽になるメリットがあります。

断食でのコツ・観察・内観をじっくりと

せっかく断食をするならば、安全なやり方を守るのも大切ですが、
自分の体の具合や、どう感じるのかをしっかり内観していくといいですね。

どれくらいお腹が空いたのか、
案外食べなくても平気なのか、
何が食べたいのか、
…そもそもお腹じゃなくて、頭が休息を求めて食べたい気持ちになっているだけだとか。

そういう体の自分の訴えや変化をじっくり味わう、いい機会になります。

断食はつらい? プチ断食からやってみる

どうにも修行っぽいイメージもあって、断食は辛いのではないかという印象があったりするかもしれません。
心配なら、まずは無理なく減らす形からやってみる。

一気に数日間に渡ってしっかりやらずとも、1食分軽くするところからやってみるのもいいかもしれません。
また、断食だからって水分も取らないというわけでもないので、
身体にやさしい自然な甘みのある酵素のドリンクを飲むなど、別のもので要求を満たすっていうのも快適に過ごす一つの手だったりします。

満月甘酒ダイエット

プチ断食ということで、1食分減らす以外にも手軽にはじめやすい方法はたくさんあります。

例えば、満月の日に行う甘酒ダイエット。
満月の夜のお夕食を甘酒のみにする。

月の満ち欠けの28日周期は、人間の身体のリズムにも連動した影響があります。
海も満ち潮引き潮があり、我々人間の体も大半がかなりの割合で水分でできている。

これから月が満ちていく新月の時にお願い事をして、
逆に月が最も満ちている状態から欠けていく満月には手放していくのにちょうどいいです。

断食経験談

前提:会社などの定期的な予定がない時期にやった

私がやった断食、その経験のお話について。
前提として、まず会社などの定期的な予定が入らない時期にやりました。
アーユルヴェーダの医師の指導の下で、じっくりと時間をかけて行うものです。

数日かけて減食していき、決めた日に下剤を飲んでスッキリさせる。
その後も、通常の食事量に戻すのにも一週間ぐらいじっくりかけたタイプの断食だったのちょっと長め。

体調や気分の変化が自分でもどういう反応になるかはわからなかったので、定期的に会社に通いながらだったらあまり実行しようとは思わなかったでしょうか。
ちょうどいいインターバルだったので、実行できた形です。

余談ですが、断食に対してキツイ印象と言うものは当時からなく、
「断食やってみる?」
「やるー」
というノリで実行に至りました。
1回ぐらい経験してもいいんじゃないかという気楽さです。

1週間かけて断食する

もともと当時偏食意味で、あまりたくさん食欲がある方ではなかったのですけど、それでも断食を始めたときにお腹はすごく空いた日がありました。
何故かものすごく唐揚げが食べたいと思っていたのですが、一度だってこんなに欲しくなったことないのに何故なんだ?とちょっと新鮮な気持ちでした。

断食といっても、丸一日食べないわけではなく、ちょっとずつ減らしていく形です。
下剤を飲む前日に、軽く力をつけるために鶏肉のお粥(サムゲタン)を食べたこともよく覚えています。

下剤を飲む日と、身体の軽さが異常だったこと

予定通り決めていた日に下剤を飲んでスッキリさせることになりまして。
薬は干しブドウから作ったジュースに混ぜて飲みました。
それとはまた別に、水分補給のためにベリージュースを用意しておく。

下剤を飲んで、全部出し切るといっても、薬の続く間ずっとというわけではなく、医師と電話でやり取りをしながら、必要なら下剤の効果を止める方の薬ももらっていました。
最終的に、止める薬を飲んで終了としました。
ちゃんと水分を補給していましたし、お腹が痛いということもなかったので、しんどさはそんなになかったです。
単純にお疲れさまでした!という具合。

その後の体の変化ですが…。
一段落してゴロンと横になって休憩をして、起き上がった時の体の軽さが本当に凄かった。
体重にして5キロぐらいは減っていたようですが、普段から体重計乗る方ではなく、普段から体重は気にしていないかったので、ちょっとそこは体感として詳しいことは言えないのですが…。
とにかく、「こんなに体って軽かったんだ!」っていう感覚があったんですね。

その感覚はあまり長いこと続いたわけではなく、ほとんどその1日だけでした。
けれど、今でもその時の軽さは感覚として覚えている。
その感覚を知れただけでも、一度断食を経験してみてよかったな~と思いましたね。

戻すのはもっと時間がかかる

そして、断食した時よりも時間をかけて戻していきます。
通常のお粥よりもっと水分の割合が多い重湯から、徐々に戻していく。

そういう意味でも、自力かつ長期間なら時間と余裕のある時に、もし家族と同居しているのであれば理解と協力を得た上でやりたいですね。
せっかくならば環境を変えて、宿泊リトリートに参加するのが一番手っ取り早くて安心かと思います。

断食のリトリートであれば、いい景色や空気の場所で、専門家の指導もある。自然の美味しいものを飲めたりしちゃうっていうのもメリットもある。
初めての人ほど、自分一人でやるよりは集まりに参加して、体験してやり方を覚えるのはいいのではないかと思います。

おわりに

栄養をとって、力をつけるにはいっぱい食べた方がいい、1日3回毎食食べる、お残しは~以下略。
そういう常識だけで食べていると、いつのまにかちょっと食べ過ぎになってしまうのかもしれない。
自分の体の感覚を確かめながら、あえて体の老廃物を一気に燃やす。その方法として、断食は色んな経験できるので、自分に合った方法で試してみるといいですね。

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