小説、レポート、メール、ブログ記事など、多くの場面で分量のある文章を書くことは多い。
そういう時に、まずやるだろう誤字脱字のチェック。
それをもう少し効率的にできないか、そしてどんな方法があるか。
今回は誤字脱字のチェックのためのツールや方法などについてまとめていきます。
絶対いくらでも出てくるよ誤字脱字
出てきますね。誤字脱字。
以前趣味で小説の本を作った際に、チェックを自力で丁寧にやっていたら、ノート1ページ以上の修正点がみっちり出てきて、本当にいくらでも出てくるなと頭を抱えたものです。
出てくるものはしょうがない。
ただ、うまいこと逃さずにつけられればそれに越したことはない。
自分でも一生懸命探すけど、文章を見続けて慣れた自分の目さえ信用できない部分もあるので、見つけやすい方法をいくつか書いてきます。
自分だけで何も考えないと頭が自然と文章を補ってしまう
誤字脱字チェックの一番ネックになってくるところが、目が慣れてしまうことだと思います。
何も考えずに読んでいくと、書いた本人なので頭が自然と文章を補ってするするーっと読んでしまえる。
そのため、ある程度の客観性が必要になってきます。
絵を描くときも、ただ描いている時は歪みや狂ってる部分に驚くほど気がつかない。
ちょっと時間をおいて寝かせてから見たり、反転させたりしてみると、おかしな部分に気がつくことができるようになる。
そういう目が慣れてしまって気がつかない現象は文章でも起こり得ることだと思います。
目が慣れてしまうのを回避する
レイアウトを変える
テキストエディタで入力していたものをWordにコピペしたり、
小説であれば小説投稿サイトの投稿表示される画面に載せたりする。
とにかく見た目のレイアウトを変えてしまうと、目が慣れるのを回避して誤字が非常に見つけやすくなります。
最初から完成フォーマットの字数・行数で書いている人ほど、敢えてやってみるのをオススメします。
スマホ⇔PC、メールなど媒体を変える
レイアウト変更と同様に、スマホとパソコン、あるいはメールなど媒体を変えることでも見つけやすくなる。
ネット上に自分だけが見れるような非公開の状態にしておくと、パソコンとスマホと両方から見ることができるので、それによって段組みが変わるので結構そこで誤字が見つけやすい。
また、寝っ転がりながらスマホやタブレットなどを見ているときは、ちょっとリラックスした体勢でもあるので、デスクに向かって作業している時よりも発見しやすいという人もいるかもしれないですね。
多少リラックスしている状態でチェックする
疲れている時にチェックしても、誤字を見つけにくいのはまあ当然かなと。
特に文字をパソコンで文章を打ってる時に、疲れたままその延長上でチェックすると見落としが出てしまう可能性は否めません。
締め切りが近いといった時はどうしてもありますが、それでも多少はリラックスしたり、ちょっと目のリフレッシュをした方が結果として見つけやすくなると思います。
一旦パソコンをスリープにして、ゴロンとベッドに軽く横になってもいいし、
暖かいものを用意できるのであれば、蒸しタオルなど温めたタオルを目元に置くと、とても疲れがほぐれます。
ツールを使う
wordの校正ツール
自動のツールを使った場合。
一昔前で言う、イルカが逐一「ここ直せ」ってふきだしで言ってくるやつですね。
テキストエディタ、Wordをはじめとした文章入力ソフトにはだいたい校正ツールが付いています。
ただ、メーカーによって精度の差はかなりあります。
Word,Excelの代わりに私が現在使用しているのは「LibreOffice」ですが、こちらの校正ツールはちょっとオススメできません。
Word純正品はかなり精度は良いと思います。
Wordはデフォルトでパソコンに入ってたりするので、文章入力でメインに使っていなくても、校正ツールだけ使うのもいいですよ。
web上の誤字チェックツール
Web上にも誤字をチェックできるツールはあります。
ただ、こちらはWeb上にアップロードしていい文章である必要があります。
また、精度に関しても、どちらかと言うとレポートやビジネスメールの言い回しのツッコミ方面が強い印象ですね。
これはチェックしたい文章が、小説なのかレポートなのかメール文章なのかによって結構差は出るところです。
なので内容に合わせたツールを探して、かつ自分が安心でして使えそうと思ったところを利用するとよいと思います。

音声読み上げを使う
テキストを読み上げてくれる「SofTalk」「VOICEROID」などのソフトを使う。所謂ゆっくりさん。
読み上げソフト自体で変換が正しくされない部分はいくらかありますが、ある程度は耳で聞きながら確認できます。
文章を見る時と異なり、全然別物として聞けるので、耳で変なところを見つけられます。
メリットとしては、作業中聞き流しながらチェックできること。
全く違うツールになるので、音読した時に滑らかじゃないなと感じる部分を、音声として聞くことで気が付いたりすることもできる。
デメリットは、読み上げになるから長いということと、こういうのに慣れないとちょっと気持ち悪かったりするかもしれません。
あんまり読み上げて欲しくないタイプの秘密だったり、気恥ずかしい文章だとこの手は使えないことですね。

しっかり確認したい場合
1部印刷してチェックする
卒論レポートやプレゼン資料、書籍など、しっかりとしたものを作るからきっちりチェックしたい。
なおかつ締め切りにも余裕があるのであれば、印刷してチェックすると、仕上がりのレイアウトも含めて確認できるのでオススメです。
ページ数が多い本や冊子の場合でも、最近では1冊からでも無理のないコスパで利用できる印刷所が結構増えています。
ページ数が少ない場合だったら、コンビニコピー機の縮小印刷で複数のページを印刷してみるのもいい。
また、印刷したものに対して修正点を直接書き込んでメモできるのも印刷のメリットです。
人に頼む(友人)
頼める相手がいるのであれば、人に頼んでみてもらうというのも良い考えです。
こちらは内容も含めてか、誤字脱字だけ見てくれればいいかは最初に相手に伝えておく。
やはりアドバイスも含めて聞きたい時には人に見てもらうのが早いですね。
ただし! 安全なお相手を選んでのこと。
逆に、小説など作品関連の文章なので恥ずかしいと言う方は、これは選択肢には入ってこないと思います。
人に頼む(依頼)
依頼という形でチェックを頼む事もできます。
インターネット上のでのサービス、「ココナラ」などでは文章方面のサポートを請け負ってくれる人がいます。
誤字チェック以外にも、内容のアドバイス、翻訳など、別の視点(場合によっては専門家)から見てもらえるので、時間とお金に余裕があるときはしっかりチェックの選択肢になります。

おわりに
誤字脱字のチェックは一つの手段に頼らず、複数のネットを張るのがいいのではないかととにかく感じます。
そんなに長くない文章でも、1回のチェックで見つけきれないと感じることがとても多いので、
複数のチェックの方法を設けて、かつやりやすいように見つけていくのがいいのではないかと思います。