行きつ戻りつの法則・挫折せずに改善していく心構え

ライフハック

取り組んでいることがある時。何かを改善したい、直したいことがある時。
途中で挫折してしまうこともある。
そういった際に、諦めずにいられる考え方や、そもそも全部が全部、右肩上がりによくなると思うこと自体に誤解があるかもしれない。
今回はそんなお話です。

一直線には変化しない

グラフなどで、右肩上がりに年々売り上げが伸びている…なんていう図がありますね。
良くなっていることがすごく分かりやすいし、そうだったらいいなーと思うものです。
でも、案外と物事って、一直線に変化するわけではなかったりします。

レベルアップの経験値EXPは階段状

RPGをはじめとしたゲームのレベルアップの例。
一定の経験値を貯める事で、レベルアップして能力値が上がり、スキルを覚える。
経験値をためるべく戦っている間は、成長を感じられないということ。

でもレベルが上がった時に急にパッとわかる。強くなる。
レベル40まで上げてこのスキルを覚えると一気に使い勝手が変わる…そんなキャラもいたりしますね。

なにかしらのスキルを上達する際に、ここわかんないなー?なんだろうなー?と思って取り組んでいるうちに、ふとした時にレベルアップする。
気づくという、階段上の成長を考え繰り返しているのかもしれない。

治り方も波や振り子のように

体の自然治癒力も、意外と右肩上がりに徐々に良くなるわけではなかったりするものです。
タバコやお酒などの依存を抜く際にも同様。

良くなったかなぁと思うと、ちょっと調子が悪くなったりする。
それを何度も繰り返すんですね。

ちょっと調子が悪くなると「何かが良くなかったのかな…」と落ち込んで、それで辞めてしまうというケースが多い。
なので右肩上がりに一方通行で良くなるばかりとは限らないということを、先に覚えておいた方が不安にならずに済むかと思います。

良くなったり、悪くなったりするのは何故なのか?

例えば、人の身体は段階的に新陳代謝するし、月の満ち欠けの影響を受ける。
新月へ向かって欠けていく時の方が浄化する力が強いので、片付けが進みやすい。
体の消化能力も高くなっているデトックスパワー期。

満月に向かっている時は吸収力が高まっているので、良い栄養はしっかり吸収してくれる。
栄養不足だった部分が修復されやすい。

そういったリズムがあるので、一見悪くなったような時も、実はそんなことないと安心して続けることが大事になりますね。

大きくジャンプする時の予備動作で屈む

この世の摂理には、バランスというものがある。
例えば、大きくジャンプするためには、1回屈んでからジャンプするのがいい。反動をつけるわけですね。

状況が悪い時の方が、いいことが起きた時に感謝がしやすかったりする。ありがたみというものですね。
そういうバランスってあります。

依存から抜けようとするときの変化

お酒・タバコ・アルコール・甘いものなどなど。
食べ物以外でも、SNSやインターネットをつい見てしまう。
そんな事も含めて、大なり小なり多くの人は何かを習慣的な依存を持っていたりするものだと思います。
それ自体に良い悪いはないですよ。

ただ、自分がこれじゃよくないなぁと後ろめたい気持ちになったのなら、変えてみる試みはしてもいいのだと思います。

順調に頻度を減らせていたとして、時々食べたくなる時や摂取したくなる時ってあります。
それに対してはいろんな考え方ができますね。
・素直にまだ依存が残っている場合もあります。
・潜在意識が変化を恐れる性質上、本能的に前の状態に戻ろうとする働きが自然に起きている場合もある。
・確かめるためにあえて摂取するという時もあります。

体感として気づく

確かめるために食べる時、あえて摂取する時には前と体感が違うということを知って自分が着実に変化しているのだなと気づくことができる。

例えば、スマホであれば。

・前ほどワクワクした気持ちで見てない
・前は気づいたら1時間以上経っていたけど、今は10分で飽きて切り上げることができる
・人の情報やニュースにも対して、ある程度距離感を感じながら見ることができている
・自分が感情的になってないことに気づく

食べものなどであれば、

・ジャンクなものが前ほどおいしく感じなくなった
・食べる量が少なく済んだ
・そもそもそれほど食べなくてもいいかなと思えるようになった

食べた後の体の変化がわかると、ある程度依存が抜けてきていると気がつける。

私はアレルギーの体質があったのですが、普段常にかゆかった頃は、何が食べたからどうなったという因果関係が全くわからなかった。
ある程度アレルギーの内容を把握して避けて、食べてみることができるようになった際に、初めて「あぁこの食べ物でちょっと唇がヒリヒリしたりするんだな」と気づくことができたわけです。
ささやかですが、自分で気づく自分自身の変化というのは、かなり大事なことなんだと思います。

おわりに:右肩上がりの理想に悩まされない

スムーズに良くなるのであれば、それに越したことはないです。だけど、そういう風にサクサク行くわけでもない。
そもそも、そんな右肩上がりにうまくいくイメージもまたSNSやメディアによる幻想かもしれない。

バランスを取りながらも普遍であることが摂理であるならば、それならは仕方がない。そうある程度把握した上だと、うまくいかないことにがっかりしないで、地道に自分にとっての良い変化を選んでいくことができるようになると思います。

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