今回はSNSでのお疲れに関するお話。
Twitter, Facebook あるいは LINE. これらは使う側が意識していなくても他人の情報をどんどん知らせてくるような仕組みになっています。
なので、逆に自分からある程度意識的なコントロールをした方が使いやすくなります。
知らなくていい通知が多い
正直、本当にこの通知は必要なんだろうかと思うものは多いです。
スマホ通知ONの場合、何度も通知音が鳴ったり振動したりするわけですが、これらは「メールが届きました!」「電話が来たよ!」と同じぐらいの重要な情報なんだろうかと思ってしまうことがあります。
SNSのタイムライン
SNSのタイムラインはリアルタイムでその人が何をしているかを流れてきます。
その仕組み上、情報を厳密に選ぶことはできないというところが時々煩わしく感じることがあるでしょうか。
「情報を知ることを強いられている」
まずタイムライン自体がそういう仕組みをしているのだと認識してもいいかもしれません。
自分が興味をある人をフォローするけれど、そのフォローした相手が何をしゃべるかまでは当然相手の他人のことなのでコントロールはできない。
あとお付き合いでフォローしてる場合もある。その場合もどうでもいい情報が増える。
ミュート機能はあるけれど、通知までミュートになってしまうと見てないことがバレてしまって困る…!
うーむ、実に面倒で、ややこしいことです。
他人のいいねを知らされる
各SNSの機能によっては、他人の押したいいねやリツイートを通知してくる仕組みがデフォルトで備わっています。
素直に言うと、個人的にはそこまで相手のことを知りたくないと思っています。
なんでそんなわざわざ知らされなければならないのか。
他人の好みのことまで知りたいか…いや、ケースバイケースではあるのでしょうが、これがデフォルトなのはどうなのか…?
いいねを押す側としても、ちょっとプライベートに使いにくい。
だからアカウント分けして、閲覧用と発信用のアカウントを分けたりする手間が出てきたりするのではないかと。
こういった機能、ユーザーが完全に「知りたくない」「相手に知らせない」両方の側から非表示にする設定ができればよかったのですが、完全にはできない部分があるのが現状です。twitterのことですが。難儀ですね。
他者の情報を取り入れる弊害について
参考にしたい情報はOK!
参考にしたい情報はどんどん取り入れて吸収していくのはもちろんOKですね! そのためのインターネットです。
ただ情報というものは目に見えないので、いくらでも際限なく見てしまえる。
いつの間にか見えない大荷物になって不調を来していることがしばしばあります。
本来自分のやりたいことからずれ、関係がないノイズが溜まる
本来の自分がやりたいこととは関係のない情報が溜まってしまう。
他人のよいところ、輝かしいところを目にすることになるので、あれもこれも「こういうのもいいな」とステキに見えてしまう。参考にもできてしまう。
結果、どうも自分軸からずれた目標になりがちなところがある。
フォローによるタイムライン構築での影響として、自分が普段見ている分野と似たような方向に進んでしまいがちなのだけど、実は本当はそっち側ではないんじゃないかということが起こり得る。
インターネットやSNSで他人のことを見やすくなったことで、自分の軸がずれやすくなってしまっていると思います。
自分と他者を比べてしまう
他人と比べてちょっと落ち込みがちになる。これはストレートな弊害ですね。
自分以外の、複数の人の時間の流れを一斉に見てしまうことで、時間感覚自体を錯覚してるような感じがします。
自分が過ごしている主観の時間は、自分自身だけのもの。他の人もそのはずなのだけどね。
体調への影響
実際に体調にも影響が出てくる場合もあります。
不調になるとこういうことが出てきたりするのかもしれない。
特にネガティブ発言をそのまま漏れ出してしまった時など「自分って性格悪いな…」と落ち込むことがあるかもしれません。
けれど、これらは別にあなたの性格が悪いのではなくて、吐き出さないといけないくらいには溜まってきてしまっているというサインだと思います。自省するより休養した方がいいかもしれません。
自衛が必要になる
SNSは仕組み自体が相手に情報を知らせよう知らせようとしてくるので、ある程度自分が快適に取り入れられる量をコントロールする必要が出てくると思います。
何も提供された機能をそのままデフォルトで使用する必要はないわけですね。
自分の使いやすいようにカスタマイズした方が、よりよい付き合いができるでしょうか。
通知を切る
まず入ってくる情報として、通知機能をある程度切ってしまうことが手っ取り早いです。
その範囲は人によって様々ですが、そんなに情報通知リアルタイム反射しなくてもいい気はします。
SNSを見る時以外は、SNSに触れないと完全に時間を分けてしまうこともできます。
見る範囲・時間を定める
お手軽に際限なくずっと見ていられてしまうので、お風呂上がりから夕食を食べるまでの時間であるとか決めてお付き合いする。
きっちり何分と決めなくても、このタイミングに見るといった1日のうちの回数を決めておくことで、うまいことコントロールしながら楽しむことができるかもしれません。
すごく疲れてしまったらともかくネットから距離を置く
疲れてしまったら、もうとにかく距離を置くのが一番いいと思います。
距離を置いたはいいものの、気になっちゃうとなるよりは別の楽しいことをして没頭する方向性にするとよりよいのではないかと。
人間は習慣化する生きものなので、SNSを見るのが習慣になっている人も、時間はかかりますがしばらく見てないと見ていないことに慣れてくるので距離を置くのは素直に有効です。
おわりに:その情報は自分の幸福のために
SNS疲れや距離感に対しては様々言われているとは思うのですが、やっぱり自分で一回どのぐらいまで見続けると疲れるのかとかを実感してみないとちょっと分からない所はあると思います。
何でもぶつかってみて経験しろっていうのはあまり好きな考えではないのですが…正直そういうところもあります。
大事なのは、「なんかちょっと調子がおかしいな」とか「この時間は私を幸せにしていないな」と気づいてそこからちょっと距離を置けることですかね。
SNSに限らず、身を取り巻くすべては自分自身を幸せにするためのものであってほしい。
であれば、「SNSが自分を幸せにする時間になっているかどうか」そう考えてみるとひとつの判断基準になってよいかもしれません。