いらないものを置いておくことのコスト

ライフハック

片づけに関しては既に多くのコツが広まっていることでしょう。
もう物を大量に溜め込んでおくような時代でもなくなったように思います。
逆に、物を減らすことの快適さというものがある。

今回はその考え方のひとつ、いらない物を置いておく・保留にしておくことについて。
ただ置いてあるだけなら、なんの損もない。
そう思うかもしれないけれど…そこにも実はコストがある。今回はそんなお話です。

物理的なコスト

・場所を取る
・掃除の手間になる
・総量を把握できず、他の物品に対しても疎かになる

当然ながら、置いておくのに場所を取ります。
そのぶん、他の物を置いておけるスペースが減ってしまう。

また、物が多ければ多いほどお掃除の時に手間になります。
ちょっとぐらい変わらないと思うかもしれませんが、いちいちどけて掃除機をかける、それを活用していないものに毎回配慮するのが面倒です。

物が増えてくることによって、自分が所持している物品や衣服品など、すべての量が把握なくなってきます。
同じ服ばかりつい着回しているうちに、好みのはずなのだけど、実は着ていなかったり、忘れていたりする服というのは結構あったりします。

頭の中のコスト

何度も思い出してしまう

物理的なスペースよりも、こちらのほうがもっと影響があるかもしれません。
知らず知らず、それを目にするたびに何度も思い出すことになる。

例えば、歯ブラシを取り替えようと思って、つい「今度でいいか」とする
そうすると、次にまた洗面台に来た時に、またあの歯ブラシを取り替えようと2回目を考えることになる
以降、何度も繰り返し頭に浮かぶのは、正直時間の無駄ですし、脳のリソースを無駄に消費していることになります。
すぐできることならその場で片づけてしまった方がよい例です。
タスク整理方法のGTDでも「2分以内にできることはすぐやる」というルールがあります。

潜在意識は覚えている

また、意識的には忘れていたとしても、潜在意識と呼ばれる無意識の領域では様々なことが覚えているとされています。
そのため、未完了のことも、自分では忘れていると思っていたものも、潜在意識の中にはあるものとしてされている…。
頭の中には、目に見えないけどたくさんのものがいっぱいある状態です。

使われないことへの恨み

使われていないって言うのこと自体がちょっともったいない事です。
もちろん、災害用の備蓄や懐中電灯などの普段使わないけれど必要なものというのはあります。

けれど、使わないでずっととっておくのも、なんだか物の目線からするとちょっと寂しいことですね。
本来の役目を果たせないでいる。
まるで大奥で嫁のストックがたくさんあるようなイメージだと思うと、その恨みというのは考えるだに恐ろしいものがあります。

もらったものだけど、取っておいている妥協

貰いものに関しては、なかなか手をつけにくいという人もいるかもしれません。
好意で頂いたものなので、申し訳ないと思ってしまう。
でも本当は自分にとって好みではないことって結構ある…。

しかし、あまり好きではないけどとっておいたり、もったいないから使っていることに対して、実は密かに自分自身に対して恨みが募っていきます。
自分に対して、妥協した選択を選ばせている。という。

そういう部分があると、不思議と物事は連動しているものなのか、
この人にはそういうテキトーな態度でいいと侮られてしまうこともあるかもしれません。
他でもない自分がそうしているのだから。

おわりに:大事なら使ってあげたい

先日、お土産でもらって長らく飾られていた繊細なガラスの模様がきれいなカップを使うようになりました。
自分の私物のエリアではなくて、家族共用の飾り棚の中に入っていたものだったので、私自身長らく忘れていたのです。
新規の一人暮らしとかでなければ、そういう物って探してみると意外とあったりするかと思います。
ちょっと高価な素敵なものを自分に使ってあげる、有効活用してるというのはなかなか気分がいいものです。
完全な観賞用ではなくて、「なんとなくもったいなくて使えないな」というものがあるのなら、ぜひ使ってあげたいなぁと思いますね。

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