体感寿命を伸ばしていけば充実感が得られる

ココロのコツ

せっかく日々を過ごすなら、密度が濃い方がいい。
どうにも印象的なことがなくてここ最近のこともあいまいだ。
そんな停滞感に対する打開策としての考え方のお話です。

人は多くを繰り返している

人間は多くのことを繰り返しながら生きているもの。
習慣的に行うことも食べる、寝る、仕事をする…主観的に行うことも多いし、一方で同じことを繰り返すことで刺激が減ってだんだん飽きてきてくるというのもまた事実です。

それはつまり、生きるほどに多くを知り、刺激が減り、飽きていく。
レベルが上がったからこそ、同じ相手では得られる経験値が減っていく。
次レベルが上がるまでが長いわけですね。

体感寿命の折り返しは20歳までに来ると言われる理由

体感寿命の話はどこかで聞いたことがあるかもしれません。
実際の時間である1分1秒の時間とは別に体感的な時間のことで、子供の頃の方が密度が濃く1日が長く感じていて大人になるほど1日が過ぎるのが早くなるように感じるというもの。

実にその体感寿命の半分、折り返しになるのは成人する前であるとさえ言われている(平均寿命の80歳ぐらいとして)
その理由の一因には慣れによる刺激の不足があるでしょう。

横断歩道渡るのだって冒険だった子供時代

子供の頃はそれこそ何を何も知らないので、横断歩道を一つ渡るにもしてもある意味とんでもない冒険でした。
信号をちゃんと見て、左右を2回確認してから渡ったり、交互の白と黒を飛び石のように白い線だけ踏んでみたり…。

成長すればもうそんなこともなく、誰しも自然に渡ることはできるようになっているわけで。
そういった「意識せずとも自然にできるようになった」積み重ねはその分「意識しない時間」を増やしている。
つまり意識しなくてもできる時間というのが増えているから体感的に感じる時間が短くなっている。

でも慣れてしまうことは当然悪いことではありません。
むしろ慣れて習慣化されたからこそ、注意を払わなくてもできるようになっている。
すべてに意識を集中させ、注意を払い続けるのはなかなかしんどいので、これも生き物が持つ心身のすごい働きですね。

できるだけ経験値を得るには新しいことを取り入れる

たくさん知るようになって、意識せずともできることが増えたからこそ、新しく刺激を得るために意識的になる必要がある時があるかもしれませんね。

・知識・情報
・他人の考え方
・趣味
・例えば1日30分新しいことをする時間を設ける
・「新しくゲームやってみた」でも新鮮に感じるのであればOKとする…とか!

無意識と習慣が定着したところから少し前進したかったり、停滞感を感じているならば、新たに何か刺激を積極的に取り入れていくのがいい。

体感寿命を伸ばしていけば充実感が得られる

何を好むかは人それぞれでも、実際の時間以上に体感的にどれだけ密度の濃い時間を過ごせたかは大切なこと。
体感寿命の折り返しが早くても、意識的になれば密度の濃い日々を過ごすのに年齢は問わない。
自分自身にワクワクする刺激を与えてあげながら、充実した時間を味わいたいですね。

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