病気であることの得と不便

セルフケア

症状だけに着目すれば不便なもの

病気になっていることというのは純粋に不快だし、辛いし、悪いことだと捉えるのが普通です。
とはいえ、受け取り方の一つとしてですが、必ずしもそればかりではないという考え方もたくさんある。
その受け入れ難いかもしれない考え方の一つ。「病気でいることに対してメリットがある」という考え方があります。
今回はその事についてお話ししていきます。

病気にはなにかしら原因があるとした場合

まず、病気は不快で辛いはずなのに、どうしてメリットがあるんだっていう感じなのですけども
その病気がなぜ発生しているか?と考えてみる。

病気そのものはあくまで表面上の現象にすぎない。
実は別のところに原因があるわけですね。

いきなり悪くなったように見えるかもしれないけれど、多くの場合はいきなりならないはずなんですね。
それは普段の生活の習慣だったり、何かしらの原因があって起こっている。

分かりやすく糖尿病あたりは、そういう症状が出てきているわけですが、
まぁ言葉にすればわかりやすく、砂糖・糖質を摂りすぎたからそうなったという話です。

一般的に遺伝と言われているようなものでさえも、よくよく調べてみるとそれだけが原因じゃないかもしれない。
明確に原因がわからないとされている病気であっても、実のところ原因があったりする場合もある。
医学は大いに発展しましたが、まだまだ知られざることはたくさんあります。
密林の未発見の生物みたいなものです。

詳しくここで述べていくことはしませんが、つまり「何か理由があって、それを対処するためだったり、バランスをとるために病気が発生している」ということです。
身体を治そうして、バランスを取ろうとした結果、表面上に症状が出てくる。
だから、「病気になる」という一見悪い症状も、「病気になってしまったことによるメリットがある」というのは十分考えられることですね。

休む間もなく疲れすぎて、心身共にストップがかかってしまったなんていう時も、
ちゃんと休むことのできる大義名分が得られるというメリットがある。
自分の心を守ったり、バランスをとって心身を保とうとして、生きようとする働き。
そして本能的な自己防衛。そういったものが主な理由になってくるのかなと。

病気であることにメリットがある場合もある

精神的な自己防衛として病気が成り立つ場合もあります。
要領のいい人やうまいことサボりたい人は結構活用したりしているかもしれませんね。
ある意味逃げたい・休みたいと思う気持ちが出てきている以上、本当にそう感じているわけなので、罪悪感抱かずに素直に休息しちゃってもいいですよね。

・なにかと言い訳に使える
・チャレンジしなくていい理由になる
・強制ストップで休む理由になる

不快なものだから切り離しがちだけど、考え方の転換もカギになる

病気はしんどいので、不快な症状だけがどうにかなくなればいいと切り離して考えてしまいがちです。
けれど時には、考え方の転換がひとつ、何かの鍵にはなってくるかもしれない。
改善していくっていう方法を取ることができるようになるかもしれない。

この症状はなんのためにあるのか?
メリットがあるとすればなんなのか?

メリットがあるとわかると、自分のために出てくれているのかぁという気になって、
症状に対する拒絶から、身体ありがとうの気持ちに切り替わってきて、気分が楽になってくるかもしれません。
それだけでも、心身の緊張がほぐれて、ちょっとずつ楽になっていくきっかけになり得ると思います。

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