朝起きた時にまずやる、身支度以外に何か特別な習慣があるでしょうか。
朝一番にノートに向かう方もいるかもしれないですね。
今回は、「ずっとやりたかったことをやりなさい。」という本でお勧めされているモーニングページを実際にやってみた感想とメリットとコツについてです。
ちなみに、これを書いている人は断続的に2,3年ほど続けています。
本の概要
「ずっとやりたかったことをやりなさい。」という本で紹介されている方法です。
本は創造性を回復させるための知識やワークが盛りだくさんの内容。
12週間のワークは実際に実践してみると童心に帰るような気持ちになったり、ワクワク発見できることがいろいろあります。
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モーニングページとは
朝起きて、ノートに向かい、思いつくことをつらつら3ページほど書く。
「あー肩が凝るよー」
「今日の課題やらなきゃー」
「そうだあのネタメモっておこう」
間違った書き方というものはありません。
ごちゃごちゃ考えがちな脳の中を掃除することが目的です。
モーニングページのメリット
思考の排水になる
「脳の排水」とは本の中で書かれている言葉なのですが、デトックス・瞑想の役割を果たします。
普段、数多く流れては霧散して繰り返していく思考。
望むものも、望まないものも、ごちゃごちゃとたくさんあるそれらを書き出すことでスッキリする。
書くことは思いつくことならなんでもよくて、
やりたいことでもいいし、
肩が痛いとかそういうことでもいいし、
その次作りたい作品ネタでもいい。
手で書くペースで書き進めることも、落ち着いたペースで着実に出力できるメリットのひとつです。
自力でヒントが得られる
書いてるうちに、何か自然と浮かんでくる言葉があったりします。
何か悩み事についてうだうだ思っていることを書いてみると、
「じゃあ解決策はどうしたらいいか」っていうことも自分ですらっと出てきて書けちゃったりする。
モーニングページに自分との対話の面があると感じるのはこういう時でしょうか。
思いがけず、ヒントは自分の中からノートの上にぽろっと出てくるのを楽しむことができます。
アイデア・ネタメモが増える
色々と書いているうちに、パッと思い浮かんだアイデアやネタがあったり、何かしら活用できたりする部分が出てきたりするかもしれない。
つらつらとした思考を書き留めているうちに、後で活用できる部分はそれとなく分かるように行の初めに印をつけておいたりすると分かりやすくなったりします。
モーニングページの難しかったこと
分量が多い
まず実際にやってみて思ったこととしては、分量が結構多いことです。
本の著者の推奨(ご本人のやり方)としては、B5サイズのノートに3ページ分。
実際にやってみると、1、2ページぐらいで結構もうもうしんどい・書くことないなと感じてはじめました。
分量に関しては、英単語と日本語の単語や文章の長さ…
文字に書き起こした時の物理的な長さの違いもあるかもしれません。
ただ、やらないよりやったほうがいいと思えるのであれば、
ハードルを下げて、分量をちょっと少なめにするとか、小さめのノートを使うとかそういうことをしてもいいかもしれないです。
あと、著者は脚本家でもあるので文章書くことにもともと慣れている人です。
逆に慣れてない方は気にせずハードル下げたほうがやりやすいような気がしますね。
他のクリーニング習慣を持つ人にとってはどうかな?
既に他に習慣として、「瞑想・思考をクリーニングする方法・ノートに書く」など。
自分のクリアリングするための習慣を持つ人にとっては、他の習慣に時間を割いていることを考えると、こっちもやるとちょっと朝の時間が足りないことにもなるかもしれません。
充分にクリアにできていて、モーニングページも加えてやるなら、何か別途理由づけをしてもいい。
アイデア発掘タイムにしたいとか。
やってみて、あるいは直感でも、自分に向いている習慣を選んでいくのがいいのかなと思います。
オススメとコツ
読み返さない
特に最初のほうは読み返さないこと。
逆に言うと、どんなにぐっちゃぐちゃな解読できないような字で書いてしまっても構わないと いう解釈もできなくもないですね。
朝にキレイな字を書くパワーもあまりない方は「読み返さないからOKだ」と思うと気が楽になります。
古文書みたいなものを書く遊びと考えちゃってもいい。
書いてスッキリする用途としては、もう読み返さないと割り切ってしまうと逆に楽だったりしますね。
気に入ったノートで書く
せっかくやるならば、特別な気に入ったノートで書いてみると、とてもテンションが上がってオススメです。
気に入ったノートを書く自分のための時間を取るっていうのは、なかなか素敵な時間を過ごせるんじゃないかなと思います。
B5サイズ横線キャンパスノートみたいな実用的な文具じゃなくても、装飾的だったり自分の好みに合ったノートを選ぶといいです。
私はちょっと小さめのアンティークおしゃれノートみたいなのを使ってモーニングページをやっていました。
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こういう雰囲気ものを使うのにうってつけです。
100均や手芸店あたりにも意外とこういうのがあったりします。
キツイならハードルを下げてみる
分量が多い項目でも書きましたが、ちょっときついならハードルを下げてみるのもいいのかもしれない。
特に文章を書くのに慣れていない人の場合、3ページで挫折するくらいだったら、分量を減らして少しずつ慣らしていく方がいいのかなと。
ただ書くという行為は、見えない思考だったものを見える形にアウトプットするという、ある種のしんどさも伴う部分はあります。
それはその時その時の自分の状態や、思考の内容にもよるかもしれません。
過去の辛かった痛みが浮上してきた時はしんどいけど、過ぎてしまえば一段軽く、楽になれる。
そのしんどさを乗り越える乗り越えた先に役立つ部分っていうのもあるので、そこは自分と具合と相談して決めるか、ルールとして決まった習慣としてしまうかしたらいいかなあと思います。
儀式のような特別な気分でやってみる
せっかく朝の特別な習慣ということなので、ちょっと特別な気持ちでやってみるといい。
自分自身と静かに向き合う時間だったり、何かアイデアを下ろしたりするような時間。
気持ちよい音楽や香りを用意してみたりだとか、好きなドリンクを1杯用意するだとか。
自分のために時間を使い、アーティストの神様(本の中でそういう呼ばれ方をする部分があります)と楽しく対話する。
儀式のような神聖な気持ちでやってみると、
日常の中での非日常みたいな感覚を味わえて楽しいんじゃないかなと思います。
おわりに
自分を意識的にクリアにしたり、表現したりするようなアウトプットする習慣は一つ持っておくと、ごちゃごちゃにならずに済んだりします。
書いているうちに、自分自身の本当にやりたかったことや解決策に気がついたりすることもある。
是非、気になったら本を読んでやってみて欲しいなあと思います。
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