対戦・協力型ゲームにおける煽り対策マインドについて

ゲーム

対人要素のあるゲーム、ネトゲ、特に対戦ゲームだとお行儀の悪いプレイヤーが煽ってきたり、気持ちよくない行動をしてくることがしばしばあります。
これは特に年齢層が低めであったり、幅広く海外ユーザーも参戦できるゲームだとやや多い印象ですね。ざっくり言いましたが、もちろん個人差はあります。

プレイマナーに関しては、運営側もマッチングで悪いものは悪いものと合わせるような調整をしていたり、通報に対応してくれたりします。
けれど当然ながら、全てには対応しきれない。遊んでいる以上は出会ってしまうことある…。

そういった際に、どういった心構えであれば気が楽になるのか。
元々マルチや対戦要素のある遊びを好んでいるわけではないけど、このゲームが好きで遊びたい…! そういう方もいることでしょう。
たまたま好きになったゲームで、あまり悲しい思いをしないために。いくつかのコツのお話です。

煽りに対する心構え

そういうのがいると知って、存在がどうでもいいと思えるようにしておく

まずは、一定数そういうのがいるということを軽く踏まえておく。
「被害に遭ってしまうのでは」「嫌な思いをするのでは…」と過剰に怯える心配はないです。

この目的は、まず最初にすごく不幸な出来事に出会ってしまったと大きく捉えないようにするためです。

交通事故に遭うくらいの少ない確率で悲惨な出来事などではなくて、交通機関が遅延してたぐらいの程度だと思うこと。
そうすることで、受けるダメージ自体をまず軽減しておく。

電車の遅延だとちょっと困るかもしれないので、道端にゴミやタバコの吸い殻が落ちてたぐらいの気持ちがちょうどいいかなと思います。
わざわざ拾うことはないかもしれないけど、別にそういうこともあるよねぐらいな。
きっちり拾う人はとてもえらいですよ!

悪意への対処法は無知・意図を追求しなければただの面白奇行

初心者の場合、相手が何でそんな動きをしているのかがわからない場合があります。
エモート、モーションがあるタイプのゲームで、妙な動きをしているプレイヤーを見かけても意図が分からなければ、そもそも煽られているということにも気がつかないわけです。

ですが意味はプレイしてるとだんだんわかってきてしまうので、意図を詳しく追求しないという選択をしてもいい。

意味がわからなければただの奇行。
暴言を吐く意味や心理を追求する必要はありません。
「変なことをしているなー」というただそれだけの話になるので。
逆にこっちが「面白い人もいるんだなー」という気持ちでいられるかもしれない。

相手に対する心構え

まず:相手へのリスペクト精神を持つ

対戦ゲームでも、協力プレイのゲームであっても、一緒に遊ぶ相手のことにまず敬意を持ちたい。
いきなり願望系ですが。

相手に勝って、オレつぇぇウェーイ! する格闘技よりも、相手も強かったですと称え合うスポーツマンシップの方が見ていて気持ちいいことが多いかなと個人的には思います。
(当然この辺りは好みの個人差があります)

もちろん、人それぞれ向き合い方やモチベーションはさまざま。
敬意を持った上で、相手を全力を完膚なきまでに潰すという火力のあるプレイングをするのも全然構わない。
ただ、相手がちゃんとモニターの向こうに存在している人間だということは、こちら側としては忘れないようにしたいところ。

家畜だか動く人形だか新手のbotか何かだと思う

人間だと思うことで「同じ人間なのにどうしてこんなひどいことをするんだろう」と感じてしまうのであれば、botかなんかだと思っておくのも一つの手です。
理性ある人間がする挙動としておかしいよなとバッサリ判断してしまう。

先に相手のリスペクト精神を持つと語ったのと真逆なことを言うようですが、
大事なのは自分の心を守ることだと思います。
…極端な話、それ以上に優先することはありますか? と。

嫌な相手に付き合う必要はないとはよく言われております。
ならばいっそ、相手を人間だと思う必要すらないです。
それを表現しなければ、相手を傷つけることもない。

相手にしない

これはゲーム上の行動としての部分。
何かしてきても無視する、行動も一緒にしない。
付きまとってきたりすることはあるかもしれないけど、極力無視する。

あまりにも耐えきれないのであれば…多くの場合切断はペナルティがあるものですけど、それだって一つの選択だとは思います。
付きまとわれたと書いた上で通報のお便りも添えておくと、罪悪感ばかりではない。

ネタにする

元々生放送やTwitterなどの外部への発信ツールがある人は、名前を伏せた上で「こういう煽りがいたんだけど!!」という苛立ちを書くこともモヤモヤを吐き出す手ではありますが。
あえてそこはちょっと工夫して面白くしてしまう。

・動画だったらBGMやSEをコミカルなものをつけてしまう
・脳内で暴言にならない程度の面白いあだ名をつけてしまう

そういうことをすると自分もちょっとそのクスッと笑えたりしますし、相手がこちら側のことを知らなかったり、チャットなど言わなければ他人を傷つけることはないので。

勝手に「こっちが楽しめるコンテンツを提供してくれているな!」ということにしちゃっていいと思います。
ついでに脳内でお相手のことを提供目にでもしてあげてください。

通報する!!!

そうは言っても手続きは手続き。
通報は手間を惜しまないのであれば、いくらでもしてしまっていいと思います。
BANされればよりスッキリ。

一発でそいつが消えてはくれなかったとしても、道端で落ちてたゴミを拾うのは小さな善行で気分がいいことです。それと一緒です。

また、懐に拳銃を忍ばせて「お前を消す用意はできている」
――そういう心づもりでいるというのも悪くないものです。

それでも敢えて銃を撃つことはない。相手の心臓を狙うことはないと。
実に慈悲深く、誇り高い。
是非その誇り高き生き方でいてほしい。

自分を労わる心がけをする

チャット関連をオフにする

言葉はダイレクトに伝わってしまうものなので、チャット関連の機能がオンオフができるのであれば最初からオフにしてしまう。

(DbDの儀式終了後など)ゲーム後にチャットが表示されて、画面を消すことができない場合。
その画面になった時だけ薄目になるとか、すっと手で覆っちゃうとか。物理で。
外国語読めないから意味わかりませーんでもいい。
あえて英語スラングを調べないのも一つの手。

全体チャットなどを強制的にオフにできなくても、一部ワードミュートの機能があったりはするので、活用していく。

「!」「?」「w」

こういった記号系一文字を登録するのも有効です。
とりあえず「」を消すと草は消えます。オススメ。

またこれはかなりだいぶ荒技ですが、

・あいうえおの五十音と、アルファベットの26音を1字ずつ登録する

特にアルファベット型の場合は、母音にあたるa,i,u,e,oを大文字・小文字で計10文字登録するとかなりいろいろ消えます。

この手は中国語、韓国語には通用しないのが難点。
韓国語はハングルが意味が分からない人にとってはそのままでも平気かもしれませんし、
中国語は何となく漢字のニュアンスがわかってしまうかもしれないけど、主に使われる単語が分かっていればそれを登録する。

この荒業ワードミュートに関しては、かつて第五人格で全体チャットがオフにできなかったのでこういうことをしていました。
(現在どうかは知らないので過去の話ですが、ご容赦ください)

疲れているときは無理をしない

当然といえば当然ですが、案外この見極めというのは難しい。
それでもご自分の身体と心を何よりも労わってほしい。

そもそもゲームというものは楽しむためにあるもの。
一方で、娯楽というものはある程度の痛みや静寂をごまかすためのノイズの役割を果たすこともある。

だからついつい習慣的に手が伸びてしまうのだけど、
もう最近文句ばっかり言ってるなあと思っているのであったら、一旦距離を置いたっていい。

傷つきやすくなっていると余計に気になってしまうもの。
そのことはどうか忘れずに。

やり返さない(同レベルにならない)

何よりも絶対にやり返さないこと。
同レベルになってはいけない。

言い返す、だと難しいところではありますが。
言わないで黙ることで悔しい思いをすることもあるし、
逆に言ってしまったことでこれは言わなくても良かったかもしれないと後悔するかもしれない。
ここはちょっと人によって違うところなので一概にどうとも言えないところです。

ただ相手と同レベルになることはしない。
その基準は何があっても守っておきたいです。

おわりに

対人要素のあるゲームの中でも、特に対戦型の場合は、強くなって相手を見返すというのがひとつの正義ではあります。

ただ私はそういった目線や目的でプレイすることが少なく、個々のプレイングスキルや性格的な向き不向きもある。
そのため、あくまでプレイングスキルとは関係のない方向で、どう向き合っていくか、あるいは無視していくかを考えてみた内容でした。

私自身、対戦ゲーム自体はあまりやらない方で、たまたま理由があって遊んだ時はなかなか難儀な世界だなと思ったものでした。
ただそのゲームが好きといっても、ゲーム性以外の部分…世界観だったり、キャラクターだったり、何が好きになる部分になるのかは人それぞれで、遊び方も当然それぞれ。
それでも、対戦や協力のプレイである対人要素があるがゆえに、妙なプレイヤーとの遭遇が逃れられないのは、向いてない人にはちょっとつらいものがあります。

なので、向いてないなりに、自分の心構えでできることを。
好きなものを好きなまま。
少しでも快適に遊べる時間が増えるようになったらいいと思います。

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