はじめてやる作業って、だいたい思うようには進まないものです。
だけど、できなかったことに対して落ち込んでしまう人、あるいは落ち込まない人っていうのがいる。
心の持ち方や、最初からうまくはいかないと踏まえておくかどうかで、かなりその辺は変わってきてしまうのかなと思います。
誰しもできるなら、しっかりやり遂げていきたい。
そのためにはどうしたら心理的負担を減らしつつ、行動できるか。今回はそんなお話です。
最初からうまくはできないと割り切る
本当に何よりもまず、「最初からうまくできない」ものだと覚えておくことです。
今の時代はかなりわかりやすくインターネットに色々なノウハウがあり、
ましてや動画もあって、見ながらやればできる状況で、かなり失敗しにくい状態ではあると思います。
それでも、やってみるのと知っているのとはやっぱりギャップがあるもの。
なので、最初はうまくいかないかもしれないということはちょっと覚えておく。
意外とこれを覚えておかずにできると思って正面衝突ちゃう場合は結構あったりします。
まずは完成させる
何よりもまず完成させることを優先する。
完了させる。
出来に関してこだわってしまう人は止まってしまいやすい点です。
クオリティを上げていくこと自体はすごくいいことなのですが、完璧主義になってしまうとそれはそれでいつまでたっても完了しないという罠だったりもします。
ので、クオリティチャレンジの前に挫折しがちであるならば、まずは何よりも完成させることがひとつお勧めです。
完成させることではじめて、思ったよりはうまくはいかないかもしれないけど、
先に進めていくことでどういう風に進めていったらいいか、
作業の全体像が把握できるのが先に繋がる大きなメリット。
先に進んで完了までやることで「ここはこういうふうにしたほうが後々いいんだな」ということが理解できる。
次からもうちょっとこうしようという風に踏まえて行動できるようになります。
モンスターを倒せてはじめて経験値が入るシステム
これはゲーム的な例えになりますが。
RPGなどのゲームでは敵を倒すと経験値が入ります。
一定値溜まるとレベルアップがするという仕組みになっています。
(もちろんゲームシステム次第なので例外はありますが)
人の成長も似たようなところがあるようで、つまり完了させないと経験値が入ってくれません。
これはちょっと不思議な話でもあるのですが、実際に作業を進めていくと、なんだかそんな感じがするなと思える時は結構あると思います。
意識=期待値を下げよう
意識高い系なんて言葉がありますが、未熟ながらも完成を目指す時、あえて意識を下げていくことで到達できる場合があります。
この意識の高い・低い、自己肯定感、ポジティブ・ネガティブ思考とはまったくの別物です。
言い換えると、「過度な期待をしない」「実力や作業量、かかる時間の見積りを正確にする」というのが近いかもしれません。
成長意欲は大事だけど、期待値を下げるのもちょっと大事かもしれない。
そうすることで作業がやりやすくなる。
「失敗してもいい」って思えた時の方が緊張せずに物事を進められるという面もあります。
おわりに
ひとかたまりのプロジェクトや作業の時、かつはじめて着手してる時はまず完成を優先させる。
意識を下げる。盛らない。ドラゲナイ。がんばらない。はい。
ただ、これらの方法はスモールステップにしなくても、時間がかかろうとも、着実にやり遂げられるタイプの方はこの限りじゃないかなとは思います。
理想が高くて辿りつけずに挫折しちゃう方向けのコツになっています。