『しいたけ占い 12星座の蜜と毒』『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』の感想とよかったところ

読書

以前、2021年に出た『しいたけ.の小さな開運BOOK』の記事を書きました。
その後、以前に出した本も手に取る機会があったので、今回はそちらの感想2冊分になります。
どちらも12星座の読みやすい内容で、それぞれちょっとテーマ性が違っていたりします。

この本の感想

12星座の本なので、それぞれの星座の持つ特徴がよく書かれています。

どういう特徴を持っていて、
だからどういう風にしたら活かしやすいとか、
こういう傾向があるとか、
こういう失敗をしやすいだとか。

ちょっと生きやすくなるコツがいっぱいです。

12のうちのひとつは自分のことなので、興味を持って見ることができるのではないかなと思います。

逆に、他の星座の事に興味ある人とない人ってやっぱりいるかもしれません。
そう思えば12星座や占いなどの本は分量としてはあっても、読む側としては自分のとこだけ読んだら1/12みたいな体感になっちゃったりするのかもしれません。見方を変えれば、ですね。

他の星座の内容を読むときは、
例えば身近な人の星座を思い浮かべて読んだり、
創作する方は作り上げるキャラクター像の資料として活用する部分があったりすると、ちょっと楽しく読めたりしますね。

でも、逆にこういった占いの本を読む時って、結構悩んでる時だったり、ちょっとしたことでいいんだけど救いの言葉が欲しい時だったりもするかなとも感じます。

そういう時には、自分の星座のところだけを開いて、他を見ない。
自分のことだけの言葉を受け取るっていうのもまたアリだと思いますね。

『しいたけ占い 12星座の蜜と毒』

12星座の特性と、全体・仕事・恋愛の運勢。2018年の本なので、その頃を振り返ってみるもよし。
noteにあるようなコラムもあります。非行に走るレタスの話が好きですね。

「毒と蜜」っていうキーワードですが、そこはしいたけさんなのでどぎつい様子や本文自体に毒っていうのはなく、どこまでも優しいですね。
ものすごくざっくりいてしまえば長所短所のようなもの。

短所にあたる毒の部分もまた、その人の味わい深さになっていくという受け入れていくような描かれ方をしています。

12星座について書いてある内容は、読むことで客観的に「そういうところあるな」っていうのを改めて認識できる。
その客観的にちょっと距離のある感じで認識をすることで、
「じゃあこういう風にしたらこの部分はカバーできるかもしれない」という風に思えればいい。

他にも、「あの時に自分の悪い部分がすごく出てしまった」という時を思い返すことがあっても、書いてあるこの部分がまさに出ててたんだなと受け止めることができる。

自分を責めすぎずに「こういう特性があるんだな」「まあそれが出ちゃったんだなー」っていう、仕方なかったなぁみたいな。
そういう自分自身に対する許しみたいなものを感じることができるんじゃないかと思いました。

『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』

それぞれの星座ごとに付き合い方や、どういう関係性になりやすいかの特徴についての本です。
相性診断にちょっと近い。
悪いことは書いていないので、ただどうお互いを生かしていくかという目線になります。

自分と身近な人の星座を照らし合わせて、どうなるかっていうのを想像してみたり、
やはり創作でキャラクターを作る用途の場合だったら、もう「このキャラとこのキャラはこういう関係性になるんだ!」といった妄想を楽しむ読み方ができる本だと思います。

同じ自由人タイプ同士であっても、ある段階までは合うけどこの部分でちょっと違いが出る、とかね。
そういう細かい違いみたいなものを知ることって、関わる相手への理解が深まったり、キャラクター制作だったら細かいディティールになってくるので、なかなか知っておくと楽しくなる部分なのではないかなと。

おわりに

これは作る側の目線としては気恥ずかしいものあったりするのですけど…過去作を遡ってみると、書き手の進化を感じると言いますか。

『しいたけ.の小さな開運BOOK』のことは私は気に入って読むことができまして。
今回の2冊も読んでみて、だんだんあの語り口は進化した上であのような形になったんだなぁっていうのを感じ取れて、ちょっと嬉しくなったところがあります。
今後も多くの人々が勇気づけられたり、一息つけたりするのを願って。


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