ネガティブな考え方を変えたかったり、何か実現させたい願いごとがある。
そして、そんないいイメージを自分でも想像できない時、まずは種を蒔いて育てるより土壌を良くした方がいいこともあります。
そういう時の方法のひとつがアファメーション。
ポジティブな言葉を自分で宣言することで、そのようになれるように刷り込んでいく方法です。
今回は、そのアファメーションがやりやすくなる方法と、願いの花が咲く土壌の整え方としての、徳の積み方についてのお話です。
習慣を定着させるコツ
なんといっても習慣として定着させる必要があるわけです。
アファメーションはちょっと唱えるだけだから、と簡単に思うかもしれませんが、
結局のところ、繰り返しによる刷り込み。習慣づける必要というものがあります。
習慣を定着させるコツは、なんと言っても「やるタイミングを決める」というのが一番今まででいい方法だったと思っています。
例えば朝起きたタイミングでやる。
お風呂上がりの後の一杯であるとか。
いつも普段通りにやる何かの後にやると決めておくと、忘れにくく、スムーズに定着させやすいです。
ちなみに、やりはじめの時はうっかり忘れてしまうようなことを繰り返しつつも、だんだん忘れずにできるようになってくる。
慣れれば、ちょっと退屈になってきたりとかもするかもしれない。
そのうちにだんだんやらないと気持ち悪い域にまで達していくと。
アファメーションをするオススメのタイミング
起きたばかりの朝だと最初の頃は忘れがちになるという欠点がありますが、紙に書いて、定位置に置いておくと忘れずに済みます。
特にアファメーションの場合は何かを唱える形になるので、最初のうちは紙に書いたことを見ながら唱えていくっていう風にしていくとやりやすいです。
鏡を見るタイミングで毎回自分に向かって言うのも効果があります。
アファメーションをするときは是非笑顔で!
最初作り笑顔だったとしても慣れていきますし、ポジティブなものとして脳が捉えてくれます。
アファーメーションの内容にも色々あると思います。
ネガティブを払拭したいところから、叶えたい何かの願いまで。
運を良くしたいなんていうのもあるかもしれませんね。
水場でもある風呂は、人体も水が70%ということで、非常に響き、浸透しやすいのでオススメスポットでもあります。
お風呂のリラックスしている時には、何かこう「やるぞ!」となるようなものを唱えるよりは、楽にふわっと「許すよ~」と手放していくような内容の方がいいんじゃないかなとは思います。
嫌なものに遭遇したら「ツイてる」と唱える
苦手なものに遭遇した時に、「ツイてる」と唱える。
これはちょっとオススメです。
これをやることによるメリットがたくさんあります。
まず、条件付けがしやすいです。
もうこのタイミングでやるっていう条件づけがしやすく、とても印象的です。
また、嫌なものっていうのは、例えば虫であるとか、上司であるとかなんでもいいです。
でもそこで嫌なイベントが発生しても、自分をより幸運・いい状態にするチャンスが来たということになるわけです。
ボーナスタイムと捉えることができる。
唱え続けることで自分にとってメリットになりますし、
そのうち、その苦手だったものが「よし来た」と思えるようにさえなってくるかもしれません。
そのうち苦手だった虫がそんなに苦手じゃなくなってきて、だんだん目にも入らなくなったりする。
あまり虫を見かけない冬の時期になってきたなと感じたら、今度は範囲を広げて生き物を見るたびに「ツイてる」って言う…なんていう条件付けにしちゃってもいい。
都会の交差点に行ったらどんなことになってしまうんだという話ですが、
言葉からはじまったちょっとした習慣から、そのうち本当に生きてる存在を見るだけで「いいことだなぁ」なんて思えるようになってきてしまうこともある。
もうデフォルトでポジティブなノリです。
そういう意味でも、この方法はメリットがいっぱいあってオススメです。
一気にやりすぎないこと
アファーメーションはやること自体が唱えるだけということで、結構簡単そうに思えたりします。
しかし、今まで考え方を変えることはカンタンではないもので。
潜在意識を書き換える必要があるというところでちょっと注意なのが、急に一気に言ってもそれは習慣として定着するわけでもないこと。
最初の馴染んでいないうちは違和感がある。
変えたくないという方が、危険から身を守る本能なので難航しても仕方がないのです。そういう仕組みなので!
違う考え方を急に無理やりたくさん入れようとすると、逆にアレルギーのような症状が出て、ちょっと嫌になってきたりとかする可能性ってのもあるかもしれません。
アレルギーとは消化できないものが体に入ってきて、それを次から異物だと認識してしまうことによる反応。
食べものに限らず、情報でも、お小言でも、体の働きとしてそういう反応が起こることがある。
体質や性分にもよりますが、ちょっとずつ無理なく、気長にやっていくのがオススメです。
徳の積み方
そもそも徳って言われても何だろう?という話から。
一例としては、何か願い事を叶える時のパワーみたいなもの。
単純にいいことをする、気持ちの良いことをするっていうのもそうですし、
願い事を叶えたり、幸運の力が働きやすくなるための補助金のようなものと思うのが分かりやすいかもしれません。
ガチャで何かお望みのものを当てるために、徳を積むっていう考え方もあったりします。
逆に、徳が足りないのに、自分のキャパを超えるようなものを求め、得てしまうような時。
その分のしわ寄せが来たり、マイナスの取り立てをされるという考えもある。
これが宝くじに当たったけど、その後微妙なことになるっていう例なのかもしれません。
なかなかオカルトじみた内容と言えなくもないのですが、何かしら幸運の波があったりだとか、不思議なバランスみたいなものはやっぱりあるような気がします。
最初はとりあえず、自分にラッキーなこと起きて、気分よく過ごすためとかでもいいので、とりあえず徳を積むっていう考え方や方法があると覚えておいていただけるといいのかなと思います。
好きなものを見た時にニッコリする
いきなりそれは得と関係があるのか?というような内容から始まりました。
こちら、ちゃんと意味はあると思っています。
自分自身の命をまず喜ばせること。
自分が喜ぶことをしていくこと・感じていくことというのは、とても大事なことだと思っています。
また、自分を喜ばせてくれた何か…花や景色など、人ではない何かかもしれない、そういったものに対してもありがとう・いいねな笑顔を贈れる。
プレゼントが喜ばれたら送った人もうれしいように、向けられる笑顔っていうのはなかなかうれしいのではないかと。
花の立場からしたら、咲いてて良かったなという話になるかもしれないですね。
菜食・小食にする
少食にすることでの徳積みに関しては、
江戸時代の占い師、水野南北という方の本に書かれています。
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少食にすることで、陰徳を積むという考え方です。
また、減らしたことを特に誰にも言わないことも含めて陰徳、ですね。
ちなみに水野南北の手相ならぬ顔相、顔を見ての観察力。
そのために銭湯で仕事をしたことがあるという経緯も面白いものがあります。
特別な修行をしているわけではなくても、
生きている以上、何かを食べて、生きている命をいただいている。
そのいただく量が少なくなれば、自分が消費する命の量も減るということになるので、それは十分徳を積んでいることになるのではないか。
また、この場合肉食よりも菜食の方が好ましいのは、
家畜の方がそこまで育つためにたくさん食べているからですね。
意識して小食にできる人はしてもいいし、
しない方にとっても、例えばお腹が痛くて食べられない日があっても、
これもちょっとしたボーナスタイムと捉えることができればいいのかもしれません。
くしゃみしたら祝福を唱える
これは欧米方面の文化ですね。
くしゃみをしたら、そこから悪魔が入ってくるという迷信がありまして。
だからくしゃみをした人がいたら「Bless You(お大事に)」と唱えるという風習があるそうです。
国内で暮らしている範囲では、実際にやっている姿を見たことはないですが…。
これを実際に声に出して唱えると、何を言われたのかって結構びっくりされてしまうと思うので、口に出さずとも心の中で思ってみる。
すれ違う知らない人に対しても、「お元気で」とそっと思うようなノリですね。
アファメーションが口に出して唱えるという仕組みなのに対して、ちょっと反するところはあるかもしれませんが、こういう形でも考え方の条件付けを変えていく習慣も積み重ねていくことができます。
おわりに
言葉には言霊が宿り、言論には注意しなければ実現するかもしれない。
一方で、言うだけならタダでもある。
いい土壌づくりのアファメーションがスムーズに積み重ねられると自然といい感じになっていくのを体感できて嬉しくなれます。
自分自身がより楽しく素敵な時間を送れるように、ちょっとずつやってみてくださいね。
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