頭が重く、もうどれからやったらいいかわからなくなってしまった時。
まずはタスクはできるだけ噛み砕いて細くするのがオススメという話です。
何からやればいいかわからない現象
・何からやればいいかわからない
・どこか頭がぼんやりとしてしまう
・やることはたくさんあるように感じる
そんな焦りとモヤモヤで、動かなければと思いつつも動けない。
こういう時の対処法は、
「やるべきことをできるだけ単純にする」
「抱えているものを可視化する」
のがいい対処になります。
プロジェクトを大きいまま飲み込もうとしない
「やるべきことをできるだけ単純にする」
やるべきことの中でも、さらに複数の作業やタスクで成り立っているものをプロジェクトと呼びます。
プロジェクトもタスクも、一緒くたに考えて〇〇をやらないと……と大きいまま飲み込もうとしてしまう。
そういう時は管に石が詰まるようにスムーズに進まなくなることがあることでしょう。
結婚式
大きなプロジェクトの例えとしては結婚式。
結婚式を挙げよう!という時にやるべきことは、それはもうめちゃくちゃいっぱいあるはずです。
(相手を作るところから始めるかどうかは置いておいて…)
この程度に留まらず、考えること、やることがすごくいっぱいある。
「プロジェクト」は「複数のタスク(やること/ToDo)」から成り立っていて、複雑なものなので一気に飲み込もうとするのはなかなか大変なこと。
だけどそれらを一気にやろうとしてしまって混乱してしまうことがあるかもしれない。
料理
もう一つの例えとして料理。
料理もまた慣れていない人間にとっては、これだってプロジェクトと捉えてもいい。
もうどこから手をつけていいかわからない。
料理自体は1日のうちの1食、人によっては1日に3回食べるものなので、簡単でささやかな事のような感じがするかもしれないですが。
よくよく行為自体を分解してみると、複数の種類の行動や手順が盛りだくさんなのである。
こちらすごく雑に書き出してみたものの、これだけでは済まないのは想像に難くない。
慣れていればこそいちいち分解せずに手際よくやれるだろうが、慣れてない人はレシピを見ながらひとつひとつこなしていくことになる。
例えとしての料理の話が続いたが、つまり料理のように細かく噛み砕いて考えた方がやりやすいタスクもあるかもしれない。
ゲームクエスト
少し方向を変えた話。
ゲームのクエストは自然とクリアしたらチェックをしてくれる。
あまり意識しないで進めることができるけど、次やるべき事をスムーズに案内してくれてステップアップできる仕組みになっている。
ゲームの進行所を案内してくれる面でも、いいサポートであると言えるかもしれない。
全部書き出してみる
大きいタスクを大きいままやろうとしないために。
「抱えているものを可視化する」
ともかく、まずは何を抱えているのか。
自分でも見えない頭の中から、紙でもメールでもいいのでどこか見えるところに全部書き出してみる。
タスク管理の方法は、各々デジタルの人もいるし、アナログの人もいるけど、
本当に頭がショートして「どうしよう、どれからやろう。でもなんかやることいっぱいある気がする…」という時は、紙に箇条書きでいっぱいだとやるのが早くていいと思う。
この辺りの考え方では 『GTD』 がオススメかもしれない。
鬱対策にも有効
特に紙に書き出す方法は、うつ傾向のある人にとって有効と言われています。
鬱は何も考えていないのではなく、逆にいっぱい考えちゃって頭がショートしている状態なので、すべてを書き出して頭の中から紙に出してしまうことでスッキリする効果がある。
タスクを噛み砕く行為自体が面倒と言えば面倒だけど、
1個1個細かく分割してからこなすことで、ハードルをとても下げてくれます。
「考えながら手を動かす」のではなく、
「先にやることを決めてから手を動かす」と思えば順番が違うだけでやることはやっている。
どこから手をつけたらいいかわからなくて、何もできなかった、終わらなかった…とどんより落ち込むというのを避けられる方がきっと大事だと思います。