レベリングの罠・準備できてなくてもトライしてよし!

行動力を伸ばす

段階に応じてできることを増やしていく。あるいは、何かをチャレンジするときに、より楽しく効率的に楽しくするためのゲーミフィケーション。
ゲームをプレイする時の効率的なやり方を現実でもうまいこと活かすこともある。
けれど何事にも長所と短所というものもある。
ゲーム的なバランスに慣れていることによって、それはそれで不具合が生じる場合があるのではないかと気がついた。
今回はそんなお話です。

ゲームは適性レベルがある・レベルを上げてクリアするもの

RPGなどのゲームの場合、育成をして、レベルを上げてクリアするという形になると思います。
シューティングやアクションなどのプレイングスキルの影響するものでも、段々挑戦できるステージが難しくなっていく。
徐々に出てくる敵が強くなる。
ゲームバランスあるいはレベルデザインなんてものがあるわけで。

いまいちバランスが取れていないと、「なんだこのボス強すぎる」「勝てない!クソゲー!」って話になってしまうわけですね。
そのようなちょっと残念な結果にならないためにも、多くのゲームは理不尽に感じない程度にうまいことバランスをとって作られているはずです。
時々難所があったりもしますが。
元々難易度がべらぼうに高いのは置いておくとして。

不十分な戦力ではプレイ時間とスタミナ消費のロス

プレイする側としても、不十分な戦力で何度も粘る方は多くないでしょう。
すごく根気のある方や、縛りプレイをしているをしている場合、ここを越えれば一気に楽になるなどの場合を除いて…。

単純に力が足りないから勝てない。なら強化しようとする。
純粋なプレイ時間のほかにも、ソシャゲなどでは時間経過によるスタミナ回復制が多いです。チャレンジできるスタミナのロスにもなる。
そういったところで、勝てそうになかったらさっさと見極めて撤退するのもよくやる判断です。

けれど一方で、その感覚で現実的な物事にチャレンジをする場合には、効率のいい賢さがちょっと邪魔になってくる時もあるのかもしれないとも思うのです。

準備ができたら、やる。先延ばしと恐れ

今はまだ実力不足で、周りがみんな強いから、レベルが上がってからやろう。
これは特に作品制作であるかもしれません。
「もっと上手くなってからやろう」というものですね。
下手なうちからやって、後悔するのは恥ずかしいから。
もっと上手くなってからイベントやコンテストに出品しようといった具合ですね。

確かに、プロもアマもたくさんの人が参加する絵画のコンテストに、油絵を始めたばかりの人が急に参加しようとしたら。
そのスタイルにもよりますが、勝算がどの程度あるのかと不安に思ってしまうのもわかります。

やってみることが怖くなってしまう。
レベルデザインが非常に丁寧に作られているものに慣れているからこそ、絶対勝てる「と思える」課題しかやらない。
だからすぐにどうにかならないものに対して、やるのは怖くなってしまうと面があるのかなと思います。

失敗したら怖いと思うのは、自己防衛本能として致し方ない正常な思考です。
でもそれが邪魔になってしまう事も少なからずある。
現実に対してクソゲーだなんて言葉を使うつもりはないですが、時に整ったゲームバランスのばかりでチャレンジできるとは限らないわけです。

おわりに:時には準備ができてないうちからトライ!

時には準備ができないうちから先にやるのが道を開くきっかけになることもある。
勝算があろうがなかろうが、そこはもう一旦置いといて、とりあえずやれるだけやってみる。結果を忘れて楽しむことに注力するのもよしです。
それが大きな経験値や思い出をもたらしてくれることもあるかもしれませんね。

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