めざせ余裕入稿!「同人手帳」でカンタンスケジュール

WEBツール

プロジェクト管理サービスのQovoの作者さんが作った同人手帳。
こちらは簡単な入力かつ決まってなくてふんわりな状態でも、同人誌を無事入稿するまでのスケジュールを組んでくれます。
パッと見で分かり直感的に使えて、登録も不要でさくっと利用できるツールになっております。

同人手帳
同人誌づくりのスケジュールを計画&進捗管理してくれるシンプルなWebサービスです

「同人手帳」のいいところ

ざっくり入力で算出できる

細かく正確に書かなくても、わからない部分がいくらかあるふんわりとした入力でもとりあえずのスケジュールが算出できるところがすごく楽です。

「とりあえず進もう」ができる。

特にはじめての場合や普段から時間計測をしていない場合、どれぐらい作業に時間がかかるかなんて分からなくて目測が付かないことがあります。
逆に算出されたスケジュール元に計画をより調節できる。

最初から無理な計画を立てるのではなくて、ざっくりとしたスケジュールから逆算してみた上で自分で調節ができます。

初期で記載されている時間数はかなり多めになっています。
(もしかしたら、これは多少制作に慣れた者の目線だからかもしれません)

例えば、デフォルトでは表紙に40時間と書いてあります。

カラーイラスト表紙と仮定して、(もちろん密度にも拠りますが)文字入れ含めても自分だったら8時間かからないかなと。
でも、代わりに漫画原稿の本文はこれよりかかるかもしれない…。

そのように、入力していくと自分の得意不得意が改めて可視化されるのも面白いところです。

スケジューリングが苦手な人ほど可視化できる

スケジュールを立てるのが苦手な人ほどこのシステムは楽でいいなと思います。

そもそもスケジュール立てができる人は最初から自分で書き込んでいけるのかもしれません。
何事も向き不向きというものはある。

プラス・プラスで1から積み上げていってしまうタイプの人だと、終盤時間が足りなくなるみたいなことが非常によくあるのではないかと思います。
同人誌制作のスケジュール立ての場合も、やっぱり全体が見渡せた方が何かと良いので、ざっくりとした入力でとりあえず全体がパッと表示されるというところは非常に良いのではないかと思いますね。

やりかた

基本的に提案画像のとおりに入力していけばOKです。

・締め切りの日
・作業を始める日
・ページ数
・今回の作業内容
・各作業にかかる時間
・1日に作業できる時間(1週間)

作業時間など、分からなければ「とりあえず進む」ができる。
最終的に「予定よりどれぐらい頑張らなければならないか」、
「予定より何日早くできるか」が算出されます。

スケジュールを保存するにはクラウドとの連携が必要になります。

漫画原稿以外の入力・作業量の例

イラスト本

再録の場合、既に中身になるイラストがいくらかできていることになるかもしれません。
細かめに書いています。

【案出し・構想】

・内容・テーマ決め・案出し

【作品の中身・本文】

・イラスト作成(中身)
・表紙と裏表紙
・中表紙・目次・奥付(内容により変動あり)

【編集】

・ページレイアウト
・装飾、テキスト部分作成
・編集

【入稿前】

・色補正、入稿用データ作成
・入稿!


ページそのままに文字も絵もストーリーも入ってくる漫画原稿と異なり、構成次第で作業量の増減がかなりあると思います。
ギャラリーのように絵をメインに見せていく場合は編集作業は少なく、
設定資料集風などの情報量がある場合は編集で作るパーツも多くなりますね。

小説本

【案出し・構想】

・内容・テーマ決め・案出し

【作品の中身・本文】

・小説本文
・校正①本文書けた段階での誤字脱字・表現チェック
(印刷用の縦書きフォーマットにそのまま書く方は下の工程とセットになる)

【本の体裁に必要なもの】

・表紙
・中表紙
・目次
・奥付
・(章タイトル・扉絵・挿絵)
・(あとがき)

【編集】

・テンプレートの作成あるいは用意
・小説本文を印刷用のレイアウトにする
・校正②印刷用のレイアウト後に配置を調節する
・校正③PDF出力後の確認

【入稿前】

・入稿データ作成と確認
・入稿!


こうして細かく書くと項目が多いので、お好みでひとまとめにしてもいいと思います。
そう、文字オンリーな小説とはいえ、意外とやることが多い。
自分の好みのテンプレートが決まると、2回目以降とても時短になります。
校正が時間かかる上に、見ても見ても誤字が出てくるパートになる。

スケジュールとは、当然この通りにはいかないものだ!

次回以降に具体的に生かせる記録になる

さて、当然ながらスケジュールというものはなかなかその通りには進まないものです。

ただここで作った記録というものは次回以降に活かせる記録になってくる。
特にその算出した予定と実際に自分がどれくらいの進捗だったかを両方記録しておけば、その差を見ることで多くの発見があると思います。

苦手・時間のかかる作業がわかってくると、完成までの目安が付けられるようになる

苦手だったり時間のかかる作業は分かってくると、ペース配分や完成までの目安というのが非常につけやすくなってきます。

カラーの表紙は得意だけど、本文のペン入れ作業は得意じゃないとか。
そういう好みは人それぞれ。
非常にわかりやすく可視化できるという点でありがたいツールです。

ギリギリにしない

同人手帳の入力で一発で出た内容で終わりではなくて、そこからもうちょっと調節して無理のないスケジュールを組むことが大事ですね。

入力した限りでは2倍頑張らないと完成しないという情報が出て、

「じゃあ作業時間・ページを調整しよう」と考えるのか、
「よし2倍頑張ろう」と思ってしまうのか。

そこはもう人それぞれだとは思うのですが、基本的にはまあギリギリにしないほうがいいと思います。
当然ながら。

とはいえ本当に追い込まれると強いタイプと弱いタイプって明確にありますからね。背水と渾身ぐらい差がある(突然のグラブル)
結局自分のペースが良いペースではあります。

ギリギリだと本当にもろもろのトラブルや予測外のことが起きて、その結果新刊落ちましたということは非常によくあることなので、ギリギリにしないのが何よりだと思います。

いつもそうできるわけじゃないけど、実際のスケジュールは変動あれど、トラブルなく心に余裕のある入稿をしたいですね。

あったらうれしい機能とか

・初期入力されている作業時間の「短め/長め」の切り替えボタンとか

・「余裕入稿/普通入稿/がんばる入稿」
みたいなイージー・ノーマル・ハード的なカンタン分類、ワンボタンで調整できる機能とか?

同人誌以外でも活用できる

このツール同人手帳ということで、漫画同人誌のフォーマットにはなっていますが、同人誌以外の複数のプロジェクトのある項目をこなす必要のあるプロジェクトとしてのスケジュール立てにお役立ちができます。
例えば結婚式など複数のやることがある、一つの作業で完結しないようなことに。

ただ、するスムーズに活用する上で感じたのは、

・複数の作業があり
・日数を跨ぎ
・なおかつ他の誰かの連絡待ちが絡まない作業である

といいのかなと思いますね。

人から受け取ったデータを加工をするという風になると、そこの待ち次第でスケジュールのずれが生じできたりする。
そういうのがない、自分一人で作るような予定のスケジューリングに活用するのが良いのではないかなと思います。

都度都度変動した分を細かく編集するなら、もう少しこまめな編集ができるスケジュール機能を使った方がいいかもしれない。
同人手帳でざっくりと組んで、そのデータを元にGoogleカレンダーで管理するのもいいですね。あちらは項目をずらしたりが楽です。

おわりに

シンプル綺麗な画面で簡単にスケジュールが立てるようになって大変助かるツールだと思います。
早期入稿したい! そしたらイベントまでの時間でおまけのペーパーも作っちゃえるぞ! ってね。

スケジュールがうまく立てられないというタイプの人ほど、最初に使ってみるにはちょうどいいんじゃないかなと思いますので、本当に簡単なので一度使ってみてくださいね。

同人手帳
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