【メギド72】イベント感想「折れし刃と滅びの運命」

メギド72

今回からイベントにも感想という形で触れていこうと思います。
当然ネタバレを含みますので未読の方はご注意を。

さてメギド感想の記事の方向性についてですが、何度も再読した上で細やかな記事を書くのではなく、初見で読んだ印象を記憶から拾い上げて書く内容になります。
そのため、シナリオ上の正確な文面や単語が出てこない可能性が高いです。
ゆるゆるっとした気持ちで読んでいただければ幸いであります。

序文閑話:前回のイベントシナリオ見逃した話

基本的にシナリオはじっくり読みたい派でして。
先にオートスキップ作業の片手間でガンガン攻略はしておいて、後で読みたい時にシナリオを読むというスタンスなのですけど。
(なお、この場合イベント後の歌で不意打ちを食らう可能性がある)

レラジェのイベントをやっていた時にちょっと他にやりたいことが立て込んでいて、読む間もなくイベント期間が終わってしまっていたのでちょっと悔やみますね!!

こういう時にバックログがあると何の問題もないんですけど、現時点でその機能はないのですよね。
そのうちイベントの常設復刻は考えられているようですが、復刻の際に大幅にシナリオが書き換えられているという話もあり…。
まあでもそれだけじっくり読みたいテンションの時にしっかり身を入れて読みたいと思わせてくれる話だということで。

イベント感想

今回のお仲間

今回のイベントに関しては仲間に出てきてた主な仲間たちは、オセとマルファスとアガレスとフォカロル……これ書いている人の軍団にはまだいない面々ばかりでした。
なので新鮮な気持ちで読めたのと、これが逆に仲間に加入してから読むとまた違う気持ちで読めるんだろうなぁという先の楽しみがあります。
特にフォカロル。かのフェイタルブレードをめちゃくちゃ活用している人にとっては、なかなか感慨深い話だったのではないかという気もするので。
落ちこむと説教が減るのかわいいぞ、教官。

贈り物の出どころが判明した

ソロモンの贈り物制作であの衣服群も含めて全部自分で作っていたんではないか説は、わりとよく言われていたけどそういうわけではなかったのが判明しましたね。ちゃんと人の営みの流通を介していた。
ユーザーの膨らませた妄想に対しても設定上違うことにはちゃんと違うって言ってくれたり、疑問に対して答えを出してくれるのは結構好きです。
他だとこぼれ話でソロモンの服装の重い話が出てからあの衣装以外着ないのではと囁かれてましたが、最近違う服を着ている姿を見せてくれますしね。

運命論の答え

アガレスはインディアン的な外見からわりとそのままイメージできる風土で育ったようで、自然信仰や運命の流れに従う考え方。
(むしろキャラストーリーを読むとヴァイガルドで運命に従う生き方の考え方をする村にとっては大本がメギドだった彼にあるようで? どこで伝わったのかは気になりますね)

「運命の導きの元に、すべてを受け入れて生きる」
「どうして死をも受け入れてしまうのか?」
これはメギド世界じゃなくとも、人間主体で動かしている社会から見ると共感できずに価値観の衝突が起こり得る部分ですね。

そんな運命論の「最初から未来が決まっているとしてどうするのか」というテーマに対しての答えがはっきりと提示された話でした。
まぁ運命が決まっていたとしてもそれでも抗って生きていくっていう結論にしないと、ゲーム自体のテーマとソロモンの姿勢に差ができてしまうので、そういう答えになるのはとても納得のいくところです。
その中でも特にその印象に残った内容しては、2つ。

文化のために人が死ぬのは違う

今までの生活を支えてくれた過去、文化や文明のために命を捧げて死んでいくのは違うっていうのが、ちょっと印象に残った部分ですね。

これは言われてみると確かにそうなんだろうと思うところですけども、昔の時代ではしばしばそういった死もあったのが想像に難くない。
伝統や過去を大事にしてしまっていると忘れてしまいがちになる盲目のひとつとしてなるほどと思いました。
人命優先なソロモンがこれを言うのはすごく「わかる」って感じがするのですが、個人的には100%の共感はしない価値観になるのでこの辺りちょっと新鮮な気持ちで読んでいました。

盲目と思考停止

あとは運命を受け入れる選択に場合によっては思考停止した盲目であるということについて。
運命というものに従うということのあのま盲目であるという部分その考えを止めないという部分
ここはもうほんとね、ゲームの主題にめちゃくちゃ絡んでくる部分で、思考停止せずに多様性を駆使してね、戦い続けねばならぬという…すごくメギド72だな!!(数々の苦戦を思い出しながら)

私はシナリオも含めてそのゲーム性に言及してくる作品が大好きなので、言ってくれたなという感じですね。

アガレス(カウンター)キャラストーリー

そしてまーたしれっと新キャラ出してきましたね!??
アガレスに頑固って言わせるところがすごい。
どことなく彼には幻想水滸伝の雰囲気を感じる。

料理に興味を持ったけどうまくはなかったり、直感的に鍋にぶち込んでいた(=運命の赴くままだった)頃よりも酷くなるところに妙な感慨があります。
意識した方がうまくいかなくなったりすることってあるよね…好きなことが向いてるとも限らない…ままならぬ。

それでも興味を持って試したところにリジェネレイトで価値観の変わった部分が出ていて、独自に決まった方向性の欲求を持ち個として生まれた彼らも変わってゆくのを感じますね。

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